第23回「仏像のおはなし」(「とっとり夢ひろば」第84号 平成28年9月発行

(これは、「とっとり夢ひろば」第84号(平成28年9月発行)へ掲載された記事です。)

みなさんは仏像をじっくりと見たことはありますか?遠くからはあるけど、間近で見たことがある人は少ないのでは?

今回はそんな仏像についてお話しします。

仏像といえば、奈良の大仏や鎌倉の大仏、奈良県興福寺の阿修羅像などが有名ですが、よく見るといろいろな顔や格好をしています。例えば、パンチパーマみたいな髪型に微妙にほほえんだような顔、もしくは髪を逆立てて怒っている顔をしているもの、ネックレスや腕輪をしたオシャレなもの、動物の顔をもったものなどと様々です。


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ではどうしてこんなにもいろいろな種類の仏像があるのでしょうか。

これは、それぞれの仏さまの性格を反映しているからだと思います。例えば、髪を逆立てて怒っているような仏像(明王といいます)は、聞き分けのない、欲深い人をまっとうな人へと更正させる役割を持っているといった具合に。

わたしたちの生活にとって仏像は、お寺に行けば見ることができる身近な存在ですが、よく見るとほかにも、いろいろなことが分かると思います。もし機会があれば、どんな形や表情をしているのかじっくり見てみるとおもしろいかもしれませんね。
  

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