本コンクールの募集を行ったところ、44名から応募があり、一次審査(書類審査)により佳作6点、入選5点が選ばれ、5名が現場に応募作品を制作しました。
 現場に制作された作品を二次審査し、その結果を平成28年10月15日(土)グリーンフェスタinとっとり2016(第48回花と緑のフェア:東部地区)の当コンテスト表彰式において発表し、あわせて賞の授与を行いました。
  

大賞

受賞者

写真1稲田 美智代
(米子市:錦海ナチュラルガーデンクラブ)

作品タイトル

みんなにやさしい庭 ー地球温暖化に負けないー

作品コンセプト

この夏の異常な暑さでたくさんの植物が枯れました。そんな過酷な環境の中でも、グラベルガーデンの植物は元気。株元ですくすく幼苗が育っています。この庭のアイディアそこから生まれました。
防草シートの上に砕石(グラベル)を敷き、乾燥に強いイネ科や海岸性の植物をランダムに配置します。養分の少ない砕石の中に植栽した植物はコンパクトに育ちながら、こぼれ種で広がり、景色を変えていきます。また、 水場は生き物を呼び寄せ、植生も豊かになります。
環境に合わせて植物を選ぶことで、人も植物にも無理させない自然体の庭。それがみんなにやさしい庭なのです。
 

優秀賞

受賞者

写真1

邨上 朋子
(鳥取市:ナチュラルガーデンマイスター養成講座)

作品タイトル

招きの庭(四季の庭)

作品コンセプト

○想い
 老若男女、そして高齢の方、障害を持つ方も憩えるティーラウンジ型のナチュラルガーデ
 ンにしたい。
○季節ごとのポイント・見どころ
 春:ザイフリボクを中心とした明るいガーデン(色取り豊かな)
 夏:サワヤカサを感じさせるガーデン植栽(グラス系を豊かに取り入れる)
 秋:秋の稔りを感じ取れるガーデン(燃えるような赤・黄葉)

準優秀賞

受賞者

写真1遠藤 佳代子
(八頭郡 八頭町:株式会社遠藤農園 ガーデン事業部)

作品タイトル

優しい気持ちになれる庭

作品コンセプト

まるいカタチを見ていると、何だか優しい気持ちになるような気がします。
そして、言葉から見ても「人間が丸くなった」など穏やかなことの例えにも使われます。
みんなが優しい気持ちになれば、自然とみんながお互い支え合い、助け合う気持ちになります。
そして、心豊かな、緑豊かな空間にいれば、みんなが優しい気持ちになれるだろうな~と考えデザインしました。

奨励賞

受賞者

写真1中山 真由美
(鳥取市:ナチュラルガーデンマイスター養成講座)

作品タイトル

小鳥の楽園

作品コンセプト

○想い
 花も実も紅葉も楽しむ庭に。鳥やちょうちょがやって来る庭に。
○季節ごとのポイント・見どころ
 春:姫りんごの木が動き出し花が咲く。野ぶどうが芽吹く。
 夏:りんごの木の下にアガパンサスの白と青の花がぐるりと咲いている。ルドベキアが咲く。ブルーベリーが実る。
 秋:りんごの実がなり、やがて紅葉する。秋明菊が咲く。ルドベキアの穂が見える。野ぶどうが実る。ススキの穂が出る。


受賞者

写真2

松島 枝利子
(鳥取市:NPO法人 We garden our city !)

作品タイトル

椅子に座ってお手入れできる庭

作品コンセプト

鳥取県では、日本一のボランティア先進県を目指し地域住民が元気に暮らし誇りを持てる社会づくりを進めています。
お年寄りや障がいのある方はもとより全ての人々に優しく支え合いや助け合いの絆を育む地域づくりを目指しています。
今回のテーマの「みんなに優しい鳥取の庭」では日頃なかなか庭づくりに参加することが難しい車イスを利用されている方や、足腰が痛むお年寄りの方でも無理なく庭の手入れができるよう通路は120cm以上の幅を取り、植栽部分に高さを設け、箱型の什器を使って座った姿勢で無理なく土いじりを楽しんでいただけるように考えてみました。
  

Copyright(C) 2006~ 鳥取県(Tottori Prefectural Government) All Rights Reserved. 法人番号 7000020310000