中海湖沼環境モニター意見交換会(第9期)

概要

第9期中海湖沼環境モニターの調査結果報告会を開催し、県民モニターのみなさんと1年間調査した感想などについて意見交換を行いました。

日時・場所・出席者

日時:平成28年10月11日(火)午後6時30分から7時30分まで
場所:鳥取県西部総合事務所 会議室
出席者:中海湖沼環境モニター、米子市職員、境港市職員、
    西部総合事務所職員

調査結果報告、モニター感想など

調査結果の報告

第9期中海湖沼環境モニターの調査結果はこちら

鳥取県側5地点全体の結果について

・合計点74.2点(Bランク)で、9年間で2番目に良い点数だった。
・5地点すべてでBランク。5地点中の最高点は「ウインズ米子付近」の77.6点、最低点は「中海干拓地」の69.2点だった。
・CODは、5地点の平均が3.9mg/mlで9年間で2番目に良い点数だった。5地点中、最も良かったのは「西工業団地付近」の2.9mg/Lで9年間で最も良い値だった。最も悪かったのは「湊山公園付近」の4.9mg/mlだった。


1.湊山公園付近

・合計点71.7点。9年間で2番目に良い結果。
・過去と比較して、見る(ゴミ)聞く(音)が最も良かったが、味わう(魚介類)が最も悪かった。

2.水鳥公園付近

・合計点76.5点。9年間で2番目に良かった。
・過去と比較して、見る(澄み具合)・触れる(感触)、聞く(音)が良かったが、見る(ゴミ)は悪かった。

3.ウインズ米子付近

・合計点は79.4点。8年間で最も良かった。
・過去と比較して、見る(景観)、聞く(音)、嗅ぐ(臭気)、味わう(魚介類)が良く、その他の項目は同程度であった。

4.中海干拓地付近

・合計点69.2点。9年間で6番目の点数だった。
・過去と比較して、見る(景観)が悪く、その他の項目は同程度であった。

5.西工業団地付近

・合計点76.1点。9年間で2番目に良かった。
・過去と比較して、見る(澄み具合)が最も良く、見る(景観)・聞く(音)・触れる(感触)は同程度であった。

モニターの感想、意見等

○調査全体について

 ・モニターの人数が少なく、一人の意見で結果が左右される可能性があるため、人数を増やす必要がある。
 ・毎月五感チェックを行うにつれ、少しずつ中海に親しみを感じるようになった。
 ・孫と一緒にモニタリングし、中海の未来の話をしたい。
○湊山公園付近
 ・奥側の水質はあまり変化していない。

 ・鳥の鳴き声が聞こえ、景観など周りの環境が素晴らしい。

 ・今期は感覚による評価だけでなく、海藻や水鳥にも注目して観察したい。
○ウインズ米子付近
 環境に対する住民の方々の意識の向上が感じられる。
○西工業団地付近
 ・外海なので最も条件が良い。
 ・森山堤の影響もあり、海藻の生息域が変わった、ヘドロの量が減った、など、湖内の海藻の生育の様子が変化している。
 ・自分が子どもだった頃(20年前、40年前)と比べてきれいになっている。


 

  

Copyright(C) 2006~ 鳥取県(Tottori Prefectural Government) All Rights Reserved. 法人番号 7000020310000