このページで公開する「経済波及効果推計ツール」は、「平成23年鳥取県産業連関表」をもとに経済波及効果を試算するためのものです。
経済波及効果とは、何らかの理由で新規需要が発生した場合などに、産業間の取引を通じて新たな生産活動が次々に誘発されていくことをいいます。このうち、もととなる新規需要に応じた生産の増加を「直接効果」といい、直接効果に必要な原材料等を満たすために誘発される生産の増加を「第一次波及効果(第一次間接効果)」といいます。さらに、直接効果と第一次波及効果によって増加した所得のなかから、その一部が消費にあてられて発生する生産の増加を「第二次波及効果(第二次間接効果)」といいます。本ツールにより、これらの金額を簡易に推計することができます。
ただし、この推計には様々な仮定・前提条件をおいています。
これらのおき方によっては推計結果も異なってくるため、本ツールは現実の経済波及効果を保証するものではありません。あくまで一つの試算を行うという趣旨をご理解の上、各自の責任でご利用ください。
ツールは、目的・用途によって3種類用意していますが、全てに共通する仮定・前提条件は次のとおりです。そのほか、三つのツールごとの仮定・前提条件もあわせてご確認ください。
- 推計は「平成23年鳥取県産業連関表」の39部門表にもとづきます。したがって、平成24年以降における産業構造・生産技術・物価水準などの変化は反映されません。
- 各部門は、需要の増加に対して常に生産の増加で対応し、在庫からの供給はないものとします。
- 各部門の生産能力には限界がなく、需要の増加には全て応えられるものとします。
- 各部門における投入額(原材料費等)は、その部門の生産額に比例するものとします。
- 経済波及効果が達成されるまでの期間は不明です。
ツールは、Microsoft Excel 2010で作成しています。デスクトップ等にダウンロードし、ツール内のコメントを参照しながらご利用ください。なお、推計方法の見直しなどにより、予告なくツールの内容を変更する場合があります。