第11回「国の近代化を支えた!鳥取県のたたら製鉄」

 みなさんは「たたら」という言葉を聞いたことはありますか。たたらの楽校
 宮崎駿監督作品、映画「もののけ姫」のなかで登場した、「たたら場」と聞けば、思い出される方も多いのではないでしょうか。
 砂鉄を原料とする日本の昔ながらの鉄づくりを「たたら製鉄」といいます。鳥取県は古代から、この「たたら製鉄」がさかんに行われた地域でした。
 中国山地は、豊富に産出される砂鉄と木炭によって良質な鉄をつくることができ、鉄の需要が急増した幕末から明治初めの最盛期には、なんと国内の鉄の生産量の9割を占めていました。明治以降、鳥取県の奥日野で行われた「たたら製鉄」は、国の近代化を支えていたのです。
  

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