平成26年度とっとりマイスター

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　鳥取県では、高度熟練技能者の社会的評価を高め、その技能を尊重し継承する社会的機運を醸成していくことを目的に、平成10年から本県製造業の基盤となる職種において優れた技能・技術を有し、後継者育成に意欲のある者を「鳥取県高度熟練技能者（とっとりマイスター）」として認定しています。（候補者の募集は、毎年５月～6月頃に県内製造業事業者、商工団体等へ推薦依頼を行うとともに当ホームページでご案内します。）

新田　みどり（にった　みどり）さん［布はく縫製］

菅公学生服株式会社米子工場（米子市）

　豊富な知識と経験により、カッターシャツ、企業ユニフォーム等のあらゆる仕様の製品を高品質かつ短期間で完成させる熟練の技能を有する。
　生産ラインの指導員として、各オペレーターの技能熟練度を把握し、製品の仕様に合わせた適切な人員配置を行うなど、生産目標を早期に達成するための指導力・管理力に長けている。
　また、生産ラインの移動距離の短縮化など、さまざまな改善活動に積極的に取り組み、生産性の向上に多大な貢献をしている。
　現在は鳥取県技能検定委員も務めており、後進の育成にも尽力している。

村奥　孝治（むらおく　たかし）さん［機械保全］

FDK鳥取株式会社（岩美町）

　アルカリ電池、リチウム電池製造設備の維持、管理の熟練技能を有している。
　製造設備の寿命を延ばすことを研究し、金型の寿命を３倍に延ばすことに成功している。（科学技術長官賞受賞）
　また、優れた機械保全技能を有することから、海外における電池生産設備の立ち上げでも中心的役割を担った。
　後進の育成にも積極的に取り組み、若手職員を対象にOJT による指導を行うほか、技能検定受検者への技術指導も行っている。