4~5月のブドウ作業の様子を紹介します。
大粒系ブドウ(「ピオーネ」「シャインマスカット」等)は、基本的に1新梢に1房ならせます。複数の花穂(房のもと)がある場合は、良否を見極めながら1新梢1花穂となるようハサミで切り落とします(摘穂)。ナシでいう摘果ですね。

摘穂後は、「整形」という作業を行います。花穂は花の集合体で、そのままにしておくと粒の多い巨大な房が出来上がってしまい、美味しいブドウになりません。目標の大きさに仕上げるため先端部分を一定程度残し、その他はハサミや指を使い落していきます。

(1枚目:整形をしていな花穂 2枚目:整形をしなかったブドウ 3枚目:担当学生が整形のやり方を教えている様子)
ジベレリン処理は種無しブドウを作るための必須作業です。タイミングを見て1花穂(房)ずつ浸漬をしていきます。

また昨年、粒と粒が詰まり摘粒(房の中で余分な粒を間引く)作業がしにくい品種もあったことから、今年は花穂伸長効果のあるジベレリン噴霧(展葉5枚の時期)を行いました。
噴霧後さっそく花穂が伸長し、学生・職員ともに効果を実感しているところです。
今後行う房づくりが楽しみです!
