青谷上寺地遺跡

青谷上寺地遺跡とは

出土品見学のご案内

イベント情報(土曜講座・シンポジウム)

出土品データベース

出土品データベース

刊行物よりみちリンク

yomoyamabanasi

 

apuri

 

イベント情報(土曜講座・シンポジウムなど)

とっとり弥生の王国 青谷かみじち遺跡土曜講座

2021年09月30日
令和3年度 第3回 青谷かみじち遺跡土曜講座をオンラインで開催しました。

第3回講座は、新型コロナウィルス感染症拡大防止のためオンライン配信により開催し、24名の方に御視聴いただきました。今回の講座は「青谷上寺地遺跡の琴 -弥生の音色を奏でる-」と題し、講座の前半は湯村係長(とっとり弥生の王国推進課)が青谷上寺地遺跡から出土した琴について解説しました。

 

青谷上寺地遺跡出土の琴は時期が判明しているものは全て弥生時代中期のものであり、小型(長さ5060cm程度、幅1015cm前後)で、箱作りのものが多いことが明らかとなりました。また、響孔(きょうこう)など音を鳴らすための細工があることから実際に音を鳴らしていた可能性が高く、祭祀の場面で使われたものと推定されます。さらに、魚や動物の絵画を表現したものがあることが特徴で、類例が日本海沿岸地域に限られることから、この地域には、絵画を表現した琴を用いるという共通の考え方があった可能性を指摘しました。

 

また、講座の後半には、門脇文化財主事(とっとり弥生の王国推進課)が青谷上寺地遺跡の出土品のほか、登呂(とろ)遺跡(静岡県静岡市)、古高・経田(ふるたか・きょうでん)遺跡(滋賀県守山市)、前田(まえだ)遺跡(島根県松江市)出土品をモデルとして復元した琴を演奏し、琴の大きさや、共鳴槽の有無などによりそれぞれ音質が異なるほか、琴柱(ことじ)を用いて調律することで音楽が奏でられることを実感していただきました。また、同時期の中国の弦楽器との比較や『古事記』に記されたエピソードから、日本の古代の人々が琴を重視した理由は、複雑な音律よりも琴が発する音色そのものに神聖さを感じたからではないかとの考えを述べました。

 

kouenn

青谷上寺地遺跡出土の琴について解説しました

koto

復元した琴の音色を奏でました

 

次回の第4回講座は「ぶらっと青谷れきし学 Part4」と題し、青谷地域をウォーキングして、町中に残る歴史の痕跡を探す野外講座を行います。その様子はホームページで紹介する予定です。

第4回講座は募集定員に達しました。御応募いただき、ありがとうございました。なお、野外活動のため、オンライン配信は行いません。

次回以降の御案内はこちら ⇒ /secure/1261085/dai4kaiikounokouza .pdf

 

最後に本ページの担当課  鳥取県立青谷かみじち史跡公園
   ・史跡活用・整備等に関すること
    住所  〒689-0534  鳥取市青谷町吉川17
    電話  0857-30ー4110  ファクシミリ  0857-30-4115
   ・調査研究・資料調査等に関すること
    住所 〒689-0592 鳥取市青谷町青谷667
    電話 0857-85-5011ファクシミリ 0857-85-5012

       E-mail  aoya-kamijichi@pref.tottori.lg.jp

Copyright(C) 2006~ 鳥取県(Tottori Prefectural Government) All Rights Reserved. 法人番号 7000020310000