沿岸もの市場日記

2020年02月26日

2020年2月26日 賀露

 昨日に引き続き、賀露地方卸売市場で市場調査を行いました。

昨日は刺網等の夜間操業、今日はヒラメメインで、日中漁の釣りが狙いの市場調査でしたが…思い通りにはいかず。

通りかかった賀露の漁師さんに「昨日、漁に出ましたよね?」と聞くと「出たけど、潮が通らず釣れない。ヒラメの喰いも浅くて、針掛かりが悪いから、取り込む途中で逃げられた。」とのこと。

鳥取県漁協泊支所の潜行板での曳縄釣のみ水揚げがあり、なんとか30尾弱測定ができました。

昨年もヒラメの漁獲量は減りましたが、今年はさらに厳しそうな感じです(各地で「いない」との声)。

そのほか、釣りものでは、マルゴ(小ブリ)、ヒラマサ、ウッカリカサゴ(沖ぼっか)や、ウスメバル(こむぎ)、チカメキントキ(きんめ)等がありました。

ヒラメ 左ヒラマサ、右マルゴ

ウッカリカサゴ ウスメバル

チカメキントキ 

ヒラメ測定後は、こちらも日中漁のかご網で漁獲されたウマヅラハギ(ちゅーかー)を測定しました。

この魚種も潮が通らないと網への入りが悪いので、漁獲量は少なかったですが、漁獲物組成は出せる程度は測れました。ちなみに、漁獲が少なかったため、活魚出荷している経営体もありました。

ウマヅラハギ ウマヅラハギ

水揚げのメインは、前日と変わらずハマチ(ブリの1歳魚)です。多い船は200箱弱水揚げしていました。

ハマチ 水揚げ状況

そのほか、かご網漁が始まったコウイカが1箱だけでしたが、水揚げがありました。

コウイカ

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