沿岸もの市場日記

2019年12月23日

2019年12月23日 賀露

予定では、今年ラストの市場調査です。

賀露支所は、サワラ曳縄釣、ソデイカ(赤いか)樽流し立縄、小型底びき網(ビームトロール)、ウマヅラハギのかご網での水揚げがありました。

サワラは全国的に流通量が多く、例年よりお買い得です。一方、ソデイカはイカ類全体の水揚げが少ないこともあり、小型サイズでも高単価で取引されています。

サワラ ソデイカ(赤いか)

久々に小底が3隻出漁していましたが、漁獲は芳しくなく、次はいつの出漁になるやら…といった感じの水揚げでした(漁獲の主体は、ヒラメ、ショウサイフグ等のフグ類、ホウボウ)。

賀露小型底びき網の1隻分の活魚

酒津~泊支所では、刺網でハマチ(ブリの若魚)、マアジ、マダイ、チカメキントキダイ等、釣でサワラ、ヒラメ、ヒラマサ、少量ながらキジハタ、潜水でアワビ、サザエ、小底でヒラメ、フグ類、ナガレメイタガレイ(ばけめいた)等が水揚げされていました(全体的には少量)。

水揚げ状況 ヒラメ

チカメキントキダイは、県西部の地方名が「あさひだい」。マダイも含め`おめでたい’魚をご賞味ください。

マダイ チカメキントキダイ(きんめ)

今日は、アワビ(ほぼクロアワビ)の水揚げが多かったです。浜村で漁獲されたクロアワビはいい形をしていました。

クロアワビ サザエ

少量ですが、マナマコ(赤なまこ)が出荷されていました。年末に向け高くなる食材です。

また、今が旬(肝の張りが良い)のウマヅラハギ(ちゅーかー)が活魚で出ていました。

マナマコ(赤なまこ) ウマヅラハギ(ちゅーかー)

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