2018年10月19日

2018年10月19日 沖底(網代)

やっとアカガレイが揚がりました。
市場調査に行ける日数が今日しかない、この日に揚がってくれました。しかも少量ですがハタハタまでもが・・・感謝です。
今年9月以降のアカガレイの特徴として、6番手より小さいカレイの一部メスで、卵巣がほとんど発達していないものが見られます(産卵直後のようなものと、サイズの大きい未熟個体)。ベテランの非常勤さんたちですら性別が判断できずに判断を仰ぎに来られるので、例年にないものと思います(時間があるときに過去の調査結果を見て確認します)
アカガレイ 
ハタハタはほぼ1歳魚で、ごくわずかですが、3歳魚もいました。
鳥取沖では今の時期、ハタハタは産卵回遊してしまいいなくなってしまう時期ですので、4隻で15箱程度と少量の水揚げでした。
ハタハタ ハタハタ5番


そのほか、ニギス、マダラの水揚げが多く(網代としては珍しい)、しかもハツメも揚がっていました(海底に岩等がある漁場を嫌う網代としてはかなり珍しい)。
ニギス(沖ぎす) マダラ
ハツメ(赤はた、あから) 
また、ホッコクアカエビ(甘エビ、あかえび)も多く水揚げされており(価格が安いと愚痴がありましたが…)、そのほかクロザコエビ(もさえび)、トゲザコエビ(がらもさ)、イバラモエビ(おにえび)と各種エビが揚がっていました。
ホッコクアカエビ(甘えび、あかえび) クロザコエビ(もさえび)

さて、「口細」としてひとくくりにされやすい下の2種のカレイ、左がマガレイ、右がマコガレイです。価格的なランクでいけばマコガレイが圧倒的に高いです。ですので、マガレイは鮮魚出荷、マコガレイは活魚と区別され出荷されていました。
マガレイ マコガレイ

そして、8月、10月の水産試験場の試験操業で見られていたホッケが水揚げされていました。
現職に来て4年、市場によく来るようになってから11年、初の出来事です。
ホッケ

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