沿岸もの市場日記

2018年03月15日

2018年3月15日賀露市場

 今週は、凪が比較的続いており、沿岸ものはコンスタントに水揚げがあります。
 賀露支所のセリ場から見て行くと、コウイカがたくさん並べられていました。多い方で約20箱獲っていました。コウイカが獲れだすと春の到来が感じられます。コウイカは、例年だと4月一杯くらいまでしか獲れない春限定のものです。墨が多いため、料理の際は墨袋を破かないように注意が必要ですが、とても肉厚で美味です。旬の味をぜひ、お楽しみください。

kouika1 kouika2

 小型底びき網も3隻出漁しており、ヒラメ、ウマヅラハギ、カナガシラ、チダイ、バケメイタガレイ(ナガレメイタガレイ)などが水揚げされていました。

kosoko1 kosoko2
kosoko3 kosoko4

 そのほか、釣りや刺網、カゴ網でウッカリカサゴ、キダイ(レンコダイ)、チダイ、ウマヅラハギ、バイなどが水揚げされていました。

kidai ukkari
umazura bai

 今度は、酒津から泊支所のセリ場を見に行くと、またサワラ・サゴシの大漁でした。サワラが約1000箱、サゴシが約200箱とのこと。本当に喜ばしい限りです。サワラは2~3kg台/本のものが主体ですが、中には6.2kg/本の大物もありました。大きさは102cmありました。

sawara1 sagoshi
sawara2 sawara4

 そのほか、ハマチ、マダイ、ヒラメ、ウマヅラハギ、マアジ、クロウシノシタ、コモンフグ、サザエ、アワビ、ムラサキインコ、ナマコ、ワカメも水揚げがありました。

hamachi komon

マダイが思ったほど水揚げされてなく、サイズ測定があまり出来ず残念でしたが、鳥取県沿岸域におけるマダイ稚魚の発生状況はこの4年間高水準で推移しており、資源状況としては良いと考えられますので、今後に期待です。

madai sazae
awabi2 wakame
namako inko

また、イシダイ、クロダイ、トラフグもありました。沿岸ものは魚種が一気に増えて多様性が増し、活気に満ち溢れています

ishidai kurodai

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