倉吉校の日々精進

2017年7月5日

祭りやぐら ~刻み編~(木造建築科)

毎年7月の倉吉市社地区で行われる「やしろ五輪まつり」に使用する「祭やぐら」を訓練生が製作することになりました。

昨年の「鳥取県中部地震」からの復興をめざすこの地域の祭において、地元倉吉への地域貢献の一環として取り組みました。 

祭りやぐらは、盆踊りや祭りの中心に設置されいる台で、やぐら太鼓をたたく台にもなります。
太鼓が乗っていたり、提灯や紅白幕で飾りがしてあるものを見たことがありませんか?

その祭りの中心となるやぐら。

やぐら製作の様子を紹介していきます。

社地区の役員さんから依頼された祭やぐらの図を


やぐらの絵
   

     ↓↓↓

建築科の先生が図面に書き起こします。これを元に訓練生はやぐらを作っていきます。

やぐらの設計図

木材の墨付けも終え、まずは木材の加工。

深穴角みので穴をあけている様子

電動角のみで四角い穴をあけていきます。

深穴角みの

出来上がりはこちら。

加工後

次に、木工ドリルでボルトを通すための穴を開けます。

電動ドリル

中心を狙って、まっすぐ水平になるように…。なかなか難しい…。

掘った穴に木を組むため、さらに加工を加えます。

刻みの様子

出来上がったのは、木材を接合するための仕口(しぐち)という部分。

一つは木材の先端を鎌(かま)のように加工したものを柱に差し込んで、

さげかま

くさびを隙間に差し込み固定する「下げ鎌」という手法です。

くさび
 

更に、

刻みの様子

建物の胴体を固める重要な部分である「胴差し」とよばれる部分の仕口です。



このような伝統的な手法で木と木を組み上げていきます。

では、仮組みをしてみましょう!

木を組み合わせてボルトとくさびで固定していきます。

組み立て

組み立て

組み立て

組み立て

形になってきましたね!

仮組み後は一旦解体して、梁や柱を手かんなで仕上げたり、階段や床部分を作っていきます。

その様子も紹介していきます。

次回もお楽しみにー!!!

2017/07/05 in 木造建築科

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