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6.将来ビジョンの実現に向けた取組の方向性  
II 「つなげる」様々な活動・力をつなげ、結集して、持続可能で、魅力あふれる地域を創る
(6)魅力があふれ、人が集う「にぎわいまちづくり」
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現状・課題

 高齢化の進行、商店街における空き店舗の増加等により、まちの中心部においてにぎわいが失われ、買い物等の日常生活に支障が生じ始めています。歴史的な建築物・まちなみを守る取組は見られますが、美しい景観が失われつつあるところもあります。「鳥取県福祉のまちづくり条例」が制定されてから10年あまりが経過し、考え方は浸透してきているものの、適合については頭打ちの状態です。

 地域商業者は、小規模事業者が多い状況です。マーケティング(市場戦略・市場調査)力・調達能力が弱く、また、情報システム化の遅れなどにより経営が非効率となっています。経営者は、高齢化し、若手経営者が少ない(後継者不足)状況です。


取組の方向性等

  1. 県民と行政が協働して商業、医療等の機能をまちなかへ集約・誘導したり、地域の選択により、都市部郊外における大規模商業施設等の大規模な集客施設の立地を規制することなどにより、地域の特性に応じて、既存の道路、公共交通機関等の都市機能を有効活用し、その周辺部にある豊かな自然を守り、できる限り自家用車に頼らず暮らせるまちづくり(コンパクトなまちづくり)を推進します。郊外、中山間地域に居住する者のアクセスを改善することと相まってにぎわいのあるまちづくりを進めます。
  2. 高齢の方、障がいのある方、妊産婦等を取り巻く様々な障壁を除去し、誰もが、自らの意思で行動でき、政治、社会、経済、文化その他のあらゆる分野の活動に参加することができるまちづくりを推進します。
  3. 鳥取県に古くからある歴史的な建築物やまちなみを保全・再生するとともに、美しい景観を保全・創出し、快適なまちなみを形成します。
  4. 住民自らの手により、地域での緑花活動が活発に行われ、身近な生活の場に花や緑あふれる快適で魅力あるまちづくりを推進します。
  5. 商店街における事業者間連携の支援など、元気な商店街の創出を支援し、市街地に、生活の利便性と生活文化を提供する特色のある、住民と直結した商店街を形成します。
  6. 若者や退職者など様々な新規起業者の参入を促進します。商店街ににぎわいを創出し、地域産業を再生します。
  7. 地域自らが考え、取り組むにぎわいのあるまちづくり活動に対して、行政がその取組内容に応じたサポートをします。
    (例)道路空間を活用したオープンカフェ(歩道や広場を利用して屋外に設置するカフェ)、バザール市(街頭市場)等の実証実験やまちなかでの砂像展示、シャトルバス運行等を組み合わせて、鳥取砂丘の観光客を効果的に市内中心市街地に呼び込み、「街の顔」としてふさわしいにぎわいの復活を図る取組

主な目標指標

項目 現状 目標
公共建築物のバリアフリー化(適合率) 71% (平成19年度末) 100% (平成30年度末)
民間建築物のバリアフリー化(適合率) 33% (平成19年度末) 90% (平成30年度末)
景観まちづくり活動に取り組む団体数 19団体 (平成19年度末) 125団体 (平成30年度末)
  

新規の県内公共建築物・民間建築物のバリアフリー化(適合率)の推移

新規の県内公共建築物・民間建築物のバリアフリー化(適合率)の推移グラフ
  
※各年度予算をクリックすると、将来ビジョンに関連する主な予算が表示されます。

平成24年度予算

平成22年度予算

平成21年度予算

  

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