2.1 廃棄物の減量化、リサイクル、適正処理

平成20年度版 鳥取県環境白書

2.循環を基調とする経済社会システムの実現

 2.1 廃棄物の減量化、リサイクル、適正処理

みんなで取り組む「4つのR」推進事業

1 事業の目的・効果

 平成17年度の県民1人1日当たりごみ排出量及びリサイクル率はそれぞれ全国16位、28位となっており、環境立県を目指す上で、県民に一層関心をもっていただき、取組を進めることが必要。循環型社会のキーワードとなる「4つのR」(Refuse(断る)、Reduce(減らす)、Reuse(再使用)、Recycle(再資源化))を定着させるための事業を行い、循環型社会の構築を図る。


2 事業内容

  1. イベント会場での啓発パネルの展示、リーフレットの作成配布
  2. イベント会場でのリユース食器使用の普及、PR
  3. グリーン購入とっとりネット(グリーン購入を広く普及する目的で、消費者、企業、行政等で組織)の運営支援

 平成20年度の実績


1 イベント会場での啓発活動等

 

  (1) 啓発用パネル及びマイバッグの展示、普及啓発資材(パンフレット・マグネット)の配布等を実施。
○H20.5.31 消費者のつどい(場所:とりぎん文化会館([鳥取市])
○H20.6.1 第16回リサイクルフェスティバル(場所:リファーレンいなば[鳥取市])
○H20.10.26 ビックシップ地球号Ecoフェスティバル(場所:米子コンベンションセンター[米子市])
○H20.11.8~9   平成20年度食のみやこ鳥取県フェスタ(場所:コカ・コーラウエストスポーツパーク[鳥取市])
○H20.11.16 リファーレンいなばエコフェスタ in 2008(場所:リファーレンいなば[鳥取市])
 
  (2) 生ごみ堆肥づくり講座の開催
生ごみの減量を進めるため、生ごみの特性、肥料効果、堆肥の具体的な事例などを専門的に学ぶ講座を開催。(消費生活センターとの共催)
○H21.2.10     くらしの情報講座「生ごみ堆肥づくり講座」(場所:倉吉交流プラザ[倉吉市])
~失敗を防ぐポイントを知って、家庭菜園に活かす!~

   講師 : 藤原俊六郎(明治大学農学部客員教授)
   事例発表者 : 鳥取友の会『段ボール箱で作る生ごみ堆肥』
   参加者 : 約130名

 
  (3) 広報
県政テレビ番組「とっとりWhy?」 ( 内容:「ごみの行方とリサイクル」 放送日:H20.6.21 )等

2 グリーン購入とっとりネットの運営支援
  リサイクル商品等の利用促進の普及啓発等について委託



●担当:生活環境部 循環型社会推進課 一般廃棄物担当 電話0857-26-7198


参考URL
  鳥取県循環型社会推進課のwebサイトより
  「~鳥取県が取り組む4つのR~」
  http://www.pref.tottori.lg.jp/dd.aspx?menuid=27145


4R推進市町村トップセミナー開催事業

1 事業の目的・効果

 先進自治体の首長等を講師としたごみ減量・リサイクルに関するセミナーや当該講師と県内市町村長の意見交換を行うことにより、県内市町村のトップレベルのごみ・リサイクル問題への関心を高める


2 事業内容

 ごみ削減・リサイクル促進に関する市町村トップセミナーを開催

 ・先進自治体首長による講演
 ・先進自治体首長と県内市町村長との意見交換

 平成20年度の実績


 ごみ減量・リサイクル推進に関するフォーラムを開催し、県内市町村の取組の促進と県民の意識啓発を図った。

 開催日 平成20年8月29日
 場所  とりぎん文化会館小ホール(鳥取市)

 講演1 「ごみ減量化大作戦 ~レジ袋有料化と徹底したごみ分別指導~」
講師 : 戸塚進也 氏(静岡県掛川市長)
 講演2 「ごみ改革 ~ダストボックス収集廃止と指定袋の有料化~」
講師 : 馬場弘融 氏(東京都日野市長)

パネルディスカッション  「住民・行政一体となったごみを出さないまちづくり」

     
コーディネーター
:田中 勝 氏(鳥取環境大学教授)
パネリスト
:戸塚 進也 氏(静岡県掛川市長)
:馬場 弘融 氏(東京都日野市長)
:竹内 功 氏(鳥取市長)
:松本 昭夫 氏(北栄町長)


<参加者 約300名>
  



●担当:生活環境部 循環型社会推進課 一般廃棄物担当 電話0857-26-7198


参考URL
  鳥取県循環型社会推進課のwebサイトより
  「循環型社会推進課」
  http://www.pref.tottori.lg.jp/dd.aspx?menuid=3250


一般廃棄物リサイクル等推進支援事業

1 事業の狙い

 市町村が新たに取り組む一般廃棄物の減量化・リサイクルのための事業に係る経費を補助し、事業の立ち上げを支援する。


2 事業内容

 一般廃棄物の減量化・リサイクルの推進に資する事業(一般廃棄物の排出量の削減又は資源化の促進が量的に具体的に見込まれるものとして、新たに取り組まれる事業に限る。)を実施する市町村に次の内容の補助金を交付する。

  1. 補助率 1/2
  2. 補助限度額 500千円

 平成20年度の実績


補助実績 なし。



●担当:生活環境部 循環型社会推進課 一般廃棄物担当 電話0857-26-7198


参考URL
  鳥取県循環型社会推進課のwebサイトより
  「循環型社会推進課」
  http://www.pref.tottori.lg.jp/dd.aspx?menuid=3250


廃棄物優良事業者支援事業

1 事業の背景・目的

 産業廃棄物処理業者を対象に法令の重要事項などに関する実践的な研修を行い、処理業者の自主管理体制の充実を図るとともに、排出事業者に対し、産業廃棄物処理のルールや役割等を説明し、排出事業者責任に関する理解を深める。
 また、廃棄物の適正処理及び4つのRの推進に功績のあった者を表彰するとともに、企業及び県民の意識高揚を図る。


2 事業内容

  1. 廃棄物処理業者実務研修会
     廃棄物処理業者の実務担当者に対し、廃棄物に関する地域や新しい情報を提供するために県内各地域で研修会を実施する。
  2. 循環型社会功労者等表彰制度

    (1)鳥取県循環型社会推進功労者知事表彰

      被表彰者
       ア  廃棄物の適正処理の確保又は4つのRの推進に関する取組であって、顕著な功績が認められる廃棄物処理業者、浄化槽清掃業者又は廃棄物排出事業者等
       イ  その他廃棄物の適正処理の確保又は4つのRの推進に尽力し社会的貢献が顕著であると認められる団体又は個人

    (2)循環型社会形成功労者等環境大臣表彰、リデュース・リユース・リサイクル推進功労者表彰等の国関係の表彰制度に対し、県が推薦する。


 平成20年度の実績


次の者を循環型社会推進功労者として知事表彰した。

  1. 倉吉環境事業有限会社
    (県中部市町の家庭や飲食店などから排出される廃食用油をリサイクルするシステムを構築するなど循環型社会の推進に貢献した功績による)

  2. 長谷川武司
    (「鳥取県認定グリーン商品普及促進協議会」会長、「とっとり環境ネットワーク4R推進グループ」コーディネーター、「西部地域ノーレジ袋推進協議会」会長としての活動を通じ、ごみ減量化、地球温暖化防止の活動をした功績による)

  3. 皆生温泉旅館組合
    (各旅館から発生する使用済み割り箸、廃食用油を回収し、製紙原料、バイオディーゼル燃料として活用するシステムを構築した功績による)

  4. 株式会社エコマ商事
    (廃プラスチックを原材料としたリサイクル製品「エコマウッド」を製造するとともに、屋上緑化施設など多様な用途開発を行い、県内外で普及活動を図ったり、「ペットボトルキャップを救え」運動を通じ、学校や企業の環境学習の意欲を向上させた功績による)


●担当 研修会担当:
生活環境部 循環型社会推進課 廃棄物指導担当 電話0857-26-7684
表彰担当 :
〃        一般廃棄物担当 電話0857-26-7198


参考URL
  鳥取県循環型社会推進課のwebサイトより
  「~表彰制度のご紹介~」
  http://www.pref.tottori.lg.jp/dd.aspx?menuid=3250


無機性廃棄物からの有用資源の回収と再生利用に関する研究

1 事業の目的・効果

 旧岩美鉱山坑廃水処理汚泥及び一般廃棄物の溶融飛灰に含まれる金属類等を分離回収し、有効に活用することにより、資源の有効利用と廃棄物の減量化を図る。
 また、民間企業との共同研究として、得られた有用金属回収技術を実証モデルによるコスト評価を行い、事業化に向けた取り組みを行う。


2 事業内容

 【平成20年度】

  1. 溶融飛灰からの化学抽出法による資源回収技術の確立
  2. 旧岩美鉱山の坑廃水処理汚泥からの資源回収の実証試験
  3. 溶融飛灰からの資源回収の実証試験
  4. 回収した金属資源の再利用法の開発

 【平成21年度】

  1. 金属の分離回収技術の高効率化
  2. 回収資源の品質評価と売却先等の調査

 平成20年度の実績


 旧岩美鉱山坑廃水処理汚泥及び一般廃棄物の溶融飛灰に含まれる金属類等を分離回収し、有効に活用することにより、資源の有効利用と廃棄物の減量化を図ることを目的として、小型実証施設(写真)において事業化に向けた検討を行った。

(1) 旧岩美鉱山坑廃水処理汚泥からの金属回収処理技術の実証試験(写真)を行い、金属の分離回収技術の検証を行った。
 
(2) 溶融飛灰からの金属分離回収技術の確立のため、実験室レベルでの検討を行った。


●担当:生活環境部 衛生環境研究所 環境化学室 電話 0858-35-5416


参考URL
  鳥取県衛生環境研究所のwebサイトより
  「衛生環境研究所」
  http://www.pref.tottori.lg.jp/dd.aspx?menuid=3565


廃菌床の有効利用に関する研究

1 事業の現状・目的

 きのこ菌床栽培からは、使用済みの廃培地(廃菌床)が大量に発生するが、その利用方法は土壌改良材等に限られている。また、鳥取県では新たにハタケシメジの菌床栽培事業が開始され、今後発生量が増加する廃菌床の処理が課題となっている。
 そのため、廃菌床の有効な資源化方法を評価し技術的な検討を進め、鳥取県特有の資源として利活用していくことが求められている。


2 事業内容

 県内で発生する各種の廃菌床の機能性、成分を明らかにし、利活用方法を検討するとともに再生資源としての需要を見越した合理的な循環システムを検討。

 【平成20年度の調査研究】

  1. 有機汚染物質の浄化技術への応用
    ・廃菌床の酵素活性の評価
  2. アルコール等の工業原料化
    ・廃菌床の糖化技術の開発

 平成20年度の実績


 廃菌床(きのこの菌床栽培から発生する使用済み菌床)の有効な資源化方法を評価し技術的な検討を進め、鳥取県特有の資源として利活用していくことを目的として、廃菌床からエタノール、L-乳酸を生産する技術の開発に取り組んだ。

(1) 廃菌床(写真)の前処理技術として保管処理技術の検討を行った。
(2) 糖化技術開発として、酵素糖化法による廃菌床からの単糖の生成条件を確立した。
(3) 廃菌床からのエタノール生産技術として、遺伝子組み換え細菌を用いたエタノール発酵技術 の検討を行った。
(4) 廃菌床からの L-乳酸生産技術として、廃菌床に有効な L-乳酸発酵技術の検討を行った。


●担当:生活環境部 衛生環境研究所 環境化学室 電話 0858-35-5416


参考URL
  鳥取県衛生環境研究所のwebサイトより
  「衛生環境研究所」
  http://www.pref.tottori.lg.jp/dd.aspx?menuid=3565


農業用廃棄物適正処理の推進

1 背景

 農業用使用済プラスチックの不法投棄や野焼きを防止するため、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」に基づく適正処理を周知するとともに、使用済プラスチックの仕分けによりリサイクル向けの回収を推進する。


2 事業内容

  1. インターネットによる普及啓発
  2. 処理状況調査の実施

 平成20年度の実績


平成20年度農業用廃プラスチックの処理状況調査を実施し、県内の処理状況を把握
※H.20農業用廃プラスチック処理実績(農協聞取による)
  回収量 4,914m³、リサイクル量 2,862m³、リサイクル率 58.2%
 
農業用廃プラスチックの適正処理を啓発するため、とりネットに啓発パンフレットを掲載


●担当:農林水産部 生産振興課 生産環境担当 電話0857-26-7415


参考URL
  鳥取県生産振興課のwebサイトより
  「環境にやさしい農業の推進、農薬の適正使用に関すること」
  http://www.pref.tottori.lg.jp/dd.aspx?menuid=63864


畜産農家環境保全指導事業

1 事業の背景・目的

  1. 平成16年11月「家畜排せつ物の管理の適正化及び利用の促進に関する法律」が完全施行となり、一定規模以上の畜産農家に対し、家畜ふん尿の適正処理が義務づけられた。
  2. 県内の法対象農家の施設整備は終了しているが、周辺の市街化が進行したことで、一時的な不適正取扱や悪臭による苦情が発生している。
  3. そこで、本事業は家畜排せつ物の適正管理の監視・指導による苦情低減とその利用促進を図る。

2 事業内容

  1. 農場からの相談又は苦情に対する一般指導の実施
  2. 常習的又は悪質な不適切管理の場合の法的措置
  3. 排水・臭気検査の実施と検査結果に基づく指導の実施
  4. 環境保全に関する取組を推進するための協議会開催と研修参加等による情報収集とその提供

 平成20年度の実績


 「家畜排せつ物の管理の適正化及び利用の促進に関する法律」の管理基準に即した家畜排せつ物の適正管理について、畜産農家に対する指導・助言等を行うとともに、水質・臭気検査を実施し、検査結果に基づく指導を行った。


 ・法第4条に基づく指導・助言
2件
 ・苦情に対する一般指導
20件
 ・水質・臭気検査
延べ 22地点


●担当:農林水産部 畜産課 衛生環境係 電話0857-26-7286


参考URL
  鳥取県畜産課のwebサイトより
  「家畜排せつ物法の概要」
  http://www.pref.tottori.lg.jp/dd.aspx?menuid=38447


悪臭防止特別対策事業

1 事業の背景

 近年、農地は宅地化され市街地を形成し、採卵養鶏場の堆肥化処理施設から発生する臭気が問題となっている。当該農場は以前より臭気抑制のための施設整備等を実施してきたが、同地域が悪臭防止法に基づく規制地域に指定されたことにより、規制基準を遵守するためのより高度な対応が求められている。
 また、近年の飼料高騰などの外的要因で経営が厳しく、県内最大養鶏場として県内養鶏業への影響が大きいことから、その施設整備事業について一部を補助する。


2 事業内容

 悪臭防止法に基づく規制地域内の採卵養鶏場が堆肥化施設に消臭装置を整備する経費について、市が補助する場合、当該補助金の1/2を補助する。


 平成20年度の実績


 鳥取市にある養鶏農場の堆肥発酵施設から発生する悪臭を低減し、周辺住民の生活環境改善と畜産振興を図るために、当該農場の脱臭施設の整備に助成した。


1 事業実施主体 : 株式会社西日本ジェイエイ畜産
(事業実施場所:鳥取市賀露町)

2 事業費及び補助金額 : 事業費実績額 12,734,400円
(県補助金額 2,899,000円、市補助金 2,900,000円)

3 事業内容 : 堆肥発酵施設から発生する臭気を微細噴霧消臭装置に送気し、微細噴霧水を接触させることにより臭気濃度を低減させるシステム一式の整備



●担当:農林水産部 畜産課 衛生環境係 電話0857-26-7286


参考URL
  鳥取県畜産課のwebサイトより
  「畜産環境対策」
  http://www.pref.tottori.lg.jp/dd.aspx?menuid=27125


PCB廃棄物処理対策推進事業

1 事業の背景・目的

 平成13年6月に「PCB廃棄物特別措置法」が施行されたことに伴い、保管事業者は平成28年7月までにPCB廃棄物を処理することが義務付けられた。
 県内のPCB廃棄物については、北九州市の拠点的広域処理施設において処理されることとされており、県内のPCB廃棄物の早期かつ計画的な処理を促進し、PCB廃棄物による環境汚染の未然防止、県民の健康保護、生活環境の保全を図る。


2 事業の内容

  1. 独立行政法人環境再生保全機構が設置する中小企業者支援のための基金に資金を拠出
  2. 鳥取県PCB廃棄物処理計画の普及啓発
    ・使用中・保管中のPCB含有電気機器等の実態把握を行う
    ・PCB廃棄物保管等届出の徹底、適正処理推進のための監視指導を行う
    ・保管事業者や収集運搬業者に対し保管・運搬基準の遵守、指導を行う
    ・PCB廃棄物処理施設への効率的かつ安全な搬入体制を確保する
    ・届出書の縦覧、説明会の開催、ホームページによる普及啓発を行い県民、事業者等の理解の促進を図る。

 平成20年度の実績


独立行政法人環境再生保全機構が設置する中小企業者支援のための基金に10,000千円を支出

保管事業者に対して、保管届出を徹底するとともに、監視指導を実施
県内の自家用電気工作物設置事業者、関係団体に対して、PCB含有の可能性のある機器の適切な管理を要請


●担当:生活環境部 循環型社会推進課 廃棄物指導担当 電話0857-26-7684


参考URL
  鳥取県循環型社会推進課のwebサイトより
  「PCB対策」
  http://www.pref.tottori.lg.jp/dd.aspx?menuid=28369


産業廃棄物処理施設紛争予防事業

1 事業の背景・目的

 廃棄物処理施設の設置に関する紛争の発生を防ぐため、「鳥取県廃棄物処理施設の設置に係る手続きの適正化及び紛争の予防、調整等に関する条例」に基づき、紛争発生時の意見調整等を行う。


2 事業の内容

  1. 廃棄物処理施設の許可、届出にあたっての事業者と関係住民との間の意見の調整
  2. 廃棄物処理施設の稼働状況に係る報告の公表

 平成20年度の実績


 新規条例手続開始件数 8件



●担当:生活環境部 循環型社会推進課 廃棄物指導担当 電話0857-26-7684


参考URL
  鳥取県循環型社会推進課のwebサイトより
 「処理業等の許可申請・届出」
 http://www.pref.tottori.lg.jp/dd.aspx?menuid=28363

 「鳥取県廃棄物処理施設の設置に係る手続の適正化及び紛争の予防、調整等に関する条例」
 http://www.pref.tottori.lg.jp/dd.aspx?menuid=29336


環境美化対策推進事業

1 事業の背景・目的

 県内各地で空き缶、たばこの吸い殻等のポイ捨て禁止の呼びかけや清掃活動等の取組が行われているものの、依然としてごみのポイ捨ては後を絶たない状況にある。
 ごみのポイ捨ては、基本的に個人のモラルに関わる部分であるため、環境美化に対する一層の意識向上を図るための持続的かつ効果的な普及啓発を実施する。


2 事業内容

  1. 環境美化キャンペーン
    鳥取県環境美化の促進に関する条例に基づく「環境美化推進月間」(9月及び10月)中に開催される各種イベント会場や人通りの多い駅周辺等で啓発活動を実施する。
  2. 環境美化の促進について広報
    広告誌や広告塔等の媒体を活用して啓発を実施する。
    クリーンアップ活動状況写真

 平成20年度の実績


1 環境美化キャンペーン
 以下のイベントで啓発用のぼりの設置、啓発グッズを配布し、環境美化、ポイ捨て禁止の呼びかけを実施

  ○H20.10.18 第40回花と緑のフェア
(場所:湖山池公園休養ゾーン[鳥取市])
  ○H20.11.8~9  平成20年度食のみやこ鳥取県フェスタ
(場所:コカ・コーラウエストスポーツパーク[鳥取市])
  ○H20.11.16 リファーレンいなばエコフェスタ in 2008
(場所:リファーレンいなば[鳥取市])

2 各種広報

  ○ 県内主要駅広告塔(JR鳥取駅、倉吉駅、米子駅)
掲載期間:9月1日から10月31日まで
  ○ 県ホームページ掲載(県内の清掃活動一覧)
掲載期間:9月1日から10月31日まで



●担当:生活環境部 循環型社会推進課 一般廃棄物担当 電話0857-26-7198


参考URL
  鳥取県循環型社会推進課のwebサイトより
  「環境美化の推進」
  http://www.pref.tottori.lg.jp/dd.aspx?menuid=27156


不法投棄・海岸漂着廃棄物処理事業

1 事業の背景・目的

 私有地に不法投棄された産業廃棄物や海岸に漂着した廃棄物を市町村の協力を得て迅速かつ適正に処理することで、環境の保全と美化を図る。


2 事業内容

  1. 不法投棄廃棄物処理事業
    私有地に不法投棄された投棄者不明の産業廃棄物等の処理を行う市町村に対し、処理経費を支援する。(補助率 : 1/2)
  2. 海岸漂着廃棄物処理事業
    海岸の漂着物・海浜地の廃棄物の処理を行う市町村に対し、処理経費を支援する。(補助率 : 1/2)

 平成20年度の実績


次のとおり補助金を支出

 ○不法投棄廃棄物処理事業
   5市町村
   10,668千円
 ○海岸漂着廃棄物処理事業
6市町村
5,763千円


●担当:生活環境部 循環型社会推進課 廃棄物指導担当 電話0857-26-7684


参考URL
  鳥取県循環型社会推進課のwebサイトより
  「循環型社会推進課」
  http://www.pref.tottori.lg.jp/dd.aspx?menuid=3250


廃棄物不法投棄対策強化事業

1 事業の目的

 産業廃棄物等の不法投棄・不適正処理事案に対して、迅速な現場対応や的確な撤去処理の実施のための体制整備、行政と各種関係機関・県民との連携を通じた取り組みによる不法投棄の解決及び未然防止を推進する。


2 背景、現状、及び課題

  1. 不法投棄の発見件数は、平成13年度をピークに減少傾向に転じていたが、平成17年度からは再び増加傾向にあり、生活ごみ、不要家電製品等の一般廃棄物のポイ捨てが約7割で、住民個々のモラルの低下が危惧される。
  2. 地域住民全体で「不法投棄を許さない環境づくり」を目指す活動と不法投棄を拡大・再発させないための早期撤去及び継続的な現場監視・パトロールが必要である。

3 事業の内容

  1. 本庁への警察官、各総合事務所への警察官OBの配置
    平成12年から、生活環境部循環型社会推進課に不法投棄担当官として警察官1名、東部・中部・西部の各総合事務所に廃棄物適正処理推進指導員として警察官OBを各1名ずつ配置して、不法投棄対策を推進。
  2. 不法投棄24時間監視カメラと無人警報装置の設置
    県内の不法投棄多発地帯に無人監視カメラ 6機、対人センサー付き無人警報装置 8機を設置、稼働中。
  3. 普及・啓発活動
    ・自治体、住民、地域自主防犯団体、産業廃棄物協会等との合同パトロールを実施。
    ・防災ヘリコプターによる大規模案件の監視。
    ・海上保安庁との合同シーパトロールを実施。
  4. 各種媒体を活用した広報の実施

 平成20年度の実績


<監視活動の概要>

 (1) 不法投棄の新規発見件数 : 225件、撤去件数 230件
 (2) 野外焼却発見指導件数 : 31件
 (3) 環境月間、不法投棄防止強化月間の活動
 ・海上パトロール 6/19、10/3
 ・スカイパトロール 10/7
 ・合同検問 10/17(廃棄物運搬車両の内容確認)
 ・県、市、警察等による合同パトロール
   6/13、10/23(東部)、6/30、10/21(中部)、6/11、10/20(西部) 


●担当:生活環境部 循環型社会推進課 廃棄物指導担当 電話0857-26-7684


参考URL
  鳥取県循環型社会推進課のwebサイトより
  「不法投棄対策」
  http://www.pref.tottori.lg.jp/dd.aspx?menuid=28371

  

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