防災・危機管理情報

COP会場での活動の様子

事業概要

脱炭素社会の実現に向けて中心的役割を果たすことが期待されるユース世代の人材育成を目的として、県内の学生3名をCOP28(国連気候変動枠組条約第28回締約国会議)に派遣し、ジャパンパビリオンでの登壇や海外の学生・自治体との意見交換などを行いました。

 

〇日程:令和5年11月29日~12月5日 (現地活動3日間)
〇会場:UAE(アラブ首長国連邦)ドバイ首長国 エキスポシティ・ドバイ
〇派遣学生:県内の高等教育機関に在籍する学生を対象に公募し、筆記・面接試験により以下の3名を選定しました。
・公立鳥取環境大学4年生   横山 椋大(よこやま りょうた)さん
・公立鳥取環境大学3年生   三谷 菜摘(みたに なつみ)さん
・米子工業高等専門学校2年生 小島 翼 (こじま つばさ)さん

派遣までに3回の研修会を開催し、世界の気候変動問題やカーボンニュートラルに向けた動きを学ぶとともに、県と学生との打合せや学生同士の打合せを重ね、発表内容の調整を行いました。事業実施にあたっては、イクレイ日本や全国地球温暖化防止活動推進センターなどのご指導、ご支援のもと、県内大学やゼロカーボンとっとりとの連携により実現に至りました。

  

【開催しました】COP28学生派遣事業の活動報告会

学生の皆さんをはじめ、多くの方にご参加いただきありがとうございました。

COP28トットリボーン!報告会

○イベント名:
COP28 UAE 学生派遣事業(トットリボーン!使節団)報告会
『LET'S TURN AMBITION INTO ACTION』~言葉より行動する仲間へ~

 

○開催日時・場所:
*日時:令和6年2月16日(金)
・第1部 午後3時~5時 派遣学生や県内ユースの活動報告・交流、今後のユースの活動について
・第2部 午後6時~7時半 脱炭素を取り巻く現状共有、パネルディスカッション
     テーマ「脱炭素に向けてひとりひとりができること、みんなでできること」
*場所:cafe SOURCE BANQUET(カフェソース・バンケット)/鳥取市栄町401−3F

*主催:鳥取県

 

○ゲスト:
一般社団法人イクレイ日本 事務局長 内田 東吾(うちだ とうご)氏
 …話題提供、ディスカッションのモデレーター役としてご登壇
全国地球温暖化防止活動推進センター 事務局長 平田 裕之(ひらた ひろゆき)氏
 …話題提供、ディスカッションのパネリストとしてご登壇
ゼロカーボンとっとり センター長 大野木 昭夫(おおのぎ あきお)氏
 …話題提供、ディスカッションのパネリストとしてご登壇 


COP28会場での活動紹介

ジャパンパビリオンでの登壇

以下内容のサイドイベントにて、鳥取県知事のビデオメッセージ上映と学生の発表を行いました。

★当日の様子は リンク先のYoutube(IGESチャンネル)でご覧いただけます!

1.テーマ 「自治体が主導するレジリエントなゼロカーボン・持続可能な社会への移行」
2.日 時 令和5年12月1日(金)
3.場 所 ジャパンパビリオン(日本政府設置)
4.主 催 IGES(公益財団法人 地球環境戦略研究機関)共催:イクレイ、環境省
5.次 第
(1)大都市部によるゼロカーボン移行
 葛飾区長、三井住友銀行、NPO法人持続可能な社会をつくる元気ネット理事長
(2)中小規模自治体によるゼロカーボン移行 
 佐渡市長、那須塩原市長、IGES上席研究員
(3)ユース視点からのゼロカーボン移行について 
 鳥取県知事 平井 伸治(ビデオメッセージ)
 鳥取県派遣学生 横山椋大さん、三谷菜摘さん、小島翼さん

 

6.学生の発表
都道府県としてユースをCOP会場に派遣するのは全国初の取組であり、「言葉より、行動する仲間へ」をテーマに、脱炭素化に向けて最も大切なのは「仲間づくり」であるということを英語で高らかにアピールしました。発表後、環境省や全国地球温暖化防止活動推進センター、イクレイ日本などから素晴らしい取り組みだと評価をいただきました。

ジャパンパビリオン登壇の様子

<学生のメッセージ(要旨)>
私たちは人口最小県の鳥取から来たユース。日本は少子高齢化社会で若者が少なく、更に若者は環境問題への関心が薄い。いわば我々は”a minority of a minority”。カーボンニュートラルの実現には、テクノロジーや資金だけでなく、人々の意識や価値観の転換が必要と考える。多様性を尊重しながらも、年代や地域を超えた協働が求められている今、共に協力して行動する仲間をつくることを望んでおり、我々と積極的な交流をしましょう。

 

<参考リンク>

IGES(公益財団法人 地球環境戦略研究機関)WEBサイトでの紹介

一般社団法人イクレイ日本 WEBサイトでの紹介

 

海外の自治体や参加者との意見交換

<フィンランド・トゥルク市長との対談>

フィンランドのトゥルク市は、温室効果ガスの削減や循環型経済の推進をはじめ、持続可能な社会づくりに力を入れており、2029年までにカーボンニュートラルを実現する目標を掲げる先進自治体です。持続可能な都市と地域づくりをめざす自治体協議会であるイクレイ(ICLEI)の世界理事会副会長も務めるミーナ・アルヴェ市長に、トゥルク市の再生可能エネルギー導入の取り組みについて質問するなど対談をしました。

トゥルク市長との対談

左写真 ミーナ・アルヴェ市長(右)

<海外の参加者との意見交換>

学生は各国参加者に積極的に話しかけ、参加者の活動内容や考えを聞きながら、気候変動対策のためにユース世代に求められる役割について質問をするなど意見交換を行いました。会話した相手は、中国、ナイジェリア、米国などから参加した学生のほか、パラオ、キリバス、ケニア、ザンビア、ガボン、オランダ、米国などから参加した政府関係者や研究者など多くの方にご協力いただきました。また、英国、ギリシャ、イタリア、EU、エジプト、パラオ、UAE、サウジアラビアなどの各国政府のカーボンニュートラルに関する方針や取り組み状況を展示するパビリオンも訪問しました。

各国参加者との意見交換

現地の様子をライブ配信

現地会場の様子をリアルタイムの映像で日本国内の視聴者にお伝えするライブ配信企画『会場から生配信!COP28 inドバイ』を、全国地球温暖化防止活動推進センターやイクレイ日本、ゼロカーボンとっとりのほか、鳥取大学、公立鳥取環境大学、米子工業高等専門学校の連携・協力ものと実施しました。現地セッションには、青木克德(あおき かつのり)葛飾区長(東京都23区長会 会長)やIGES(公益財団法人 地球環境戦略研究機関)上席研究員の藤野純一(ふじの じゅんいち)氏をゲストにお迎えし、過去のCOPと比較して今回の会議の特徴などをご紹介いただきました。

現地ライブ配信企画の様子

<参考リンク>

一般社団法人イクレイ日本 WEBサイトでの紹介

  

最後に本ページの担当課   鳥取県 生活環境部 脱炭素社会推進課
 住所 〒680-8570
     鳥取県鳥取市東町1丁目220
 電話 0857-26-72050857-26-7205(温暖化対策担当)
    0857-26-78790857-26-7879(新エネルギー担当)
 ファクシミリ 0857-26-8194
 E-mail datsutanso@pref.tottori.lg.jp

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