平成18年度優れた技能者

多久和弘一(たくわこういち)さん(酒造)

福羅酒造有限会社(湯梨浜町)
54年間酒造業に携わり培われた技能、豊富な知識、経験と測定分析データを基に、年ごとに変化する原料米や気候を見極めながら安定した高品質の吟醸酒製造を行っています。
県新酒鑑評会では、最優秀の県知事賞を4回受賞し、そのうち平成9~11年は3年連続受賞という快挙を成し遂げています。ほかにも全国新酒鑑評会で金賞を何度も受賞するなど全国的にも高い評価を得ています。これらの受賞暦がありながらも「毎日が一年生」と常に謙虚さを忘れず、日々研鑽に励んでいます。

曽田喜好(そたきよし)さん(酒造)

久米桜酒造有限会社(伯耆町)
66年の経験による豊富な知識と技能を活かし、丹精込めて造る酒は、大都市のホテルや高級料亭からも注文が届くなど県内はもちろん全国でも高い評価を得ています。
現在では、地元農家が酒米を率先して栽培するなど地域挙げての酒造りに取り組んでいます。
酒造りは子育てと同じ」「初心を忘れるな」という姿勢で、80才を越えた今でも現役としての意欲を燃やし、旨い酒を追求し続けています。

平 文昭(たいらふみあき)さん(造園)

有限会社平昭栽園(三朝町)
大阪での修業時代に習得した、庭園の主木である黒松の誘引技術が特に優れています。下枝から順に芯に向かって少しずつバランス良く誘引し、短期間で趣ある美しい樹形に仕上げる技術には定評があります。黒松を配置して作庭した庭は、独特の雰囲気があり、他の模範となっています。社員への誘引技術の伝承をはじめ、業界での実技講習会等でも熱心に指導するなど技能の伝承、若手技能者の育成に力を入れています。

中村忠明(なかむらただあき)さん(日本料理)

地魚料理 美里(鳥取市)
永年調理業務に従事し、優れた技能、豊富な経験、研究熱心な姿勢で他の模範となっています。埋もれつつある「漁場の料理」を掘り起こすことに力を入れており、地元の食材をふんだんに使った「船弁当盛り」は特に好評です。イソギンチャク、ウミウシなど市場に流通していないものの調理も得意としています。中学生、高校生を対象とした講習会には積極的に参加し、地域の料理のおもしろさを教え、伝統の味の継承に力を注いでいます。

武海 清(たけうみきよし)さん(広告美術)

有限会社みつば工芸(米子市)
屋外広告物の研究を重ね、レベルアップに取り組んでいます。
「お客様の満足するもの」を第一に考えており、客の趣向、コストを考慮しつつ見た人の印象に残る作品の製作を行い、高く評価されています。
豊富な知識と技術を有する屋外広告士として景観と広告物との共生を目指し、景観に調和した作品づくりに励んでいます。
技術革新が著しい業界の中で、積極的に新技術を取り入れるとともに、後継者の育成にも力を注いでいます。
  

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