防災・危機管理情報

 光化学スモッグの原因となる光化学オキシダントは、高濃度時には目がチカチカする、喉が痛むなどの健康被害を生じるおそれがあります。近年、鳥取県内においても、濃度が上昇する日があります。

 光化学オキシダントの濃度が上昇した場合は、光化学オキシダント注意報を発令し、報道機関、市町村、あんしんトリピーメール、ホームページ等を通じてお知らせしますので、ご注意ください。

現在の発令状況

1時間値速報(鳥取県の大気環境の状況)

  

光化学オキシダント(光化学スモッグ)について

光化学オキシダント(光化学スモッグ)とは

自動車や工場などから排出される排気ガスや蒸発した溶剤などに含まれる窒素酸化物や炭化水素が、太陽からの強い紫外線を受けると光化学反応を起こし、光化学オキシダント(オゾンが主成分の酸化性物質)を発生させます。
光化学オキシダントの濃度が高くなると、気象条件によっては白く”もや”がかかったような状態になります。この状態を光化学スモッグと呼んでいます。
オキシダント発生の仕組み
(環境教育・環境学習データベースから http://www.eeel.go.jp/

光化学スモッグが発生しやすい時期 

全国的には4月から10月、鳥取県では4月から6月にかけて、天気が良くて日差しが強く、気温が高めで風の弱い日に発生しやすくなります。

鳥取県の状況 

鳥取県では、令和元年5月に観測史上初めて光化学オキシダント注意報の発令基準濃度(0.12ppm)まで上昇し、注意報を発令しました。(R1.5月:米子0.121ppm)

アドビリーダのダウンロード

光化学オキシダント注意報について

注意報等の発令基準

光化学オキシダントの濃度が発令基準濃度以上となり、かつ、気象条件から見てその状況が継続すると認められる場合、注意報等を発令します。

区分

発令基準濃度

 発令基準濃度について

光化学オキシダント注意報

0.12ppm

人の健康又は生活環境に係る被害が生ずるおそれがある場合として大気汚染防止法第23条で定める状態

光化学オキシダント警報

0.4ppm

人の健康又は生活環境に重大な被害が生ずる場合として、大気汚染防止法第23条で定める状態

◎現在の大気環境は 鳥取県の大気環境の状況(外部リンク)で確認できます。

注意報等の発令区域

現在、光化学オキシダントの濃度を県内3か所(鳥取県庁西町分庁舎、倉吉保健所及び米子保健所)で24時間測定しています。注意報等は、これらの測定局が設置されている区域(東部、中部及び西部地区)ごとに発令します。
発令区域図(PDFファイル、8キロバイト)

注意報等発令時の県の対応

  • 報道機関、市町村、あんしんトリピーメールなび、ホームページ等を通じて、県民の方に注意事項等についてお知らせします。
  • 規模の大きな工場等に、排ガスの排出削減について協力を要請します。

注意報が発令されたときの注意事項

  • なるべく屋外に出ないようにしましょう。屋外での運動は中止し、屋内へ入りましょう。
  • 屋内においても、なるべく窓を閉めましょう。
  • 自動車の使用はできるだけ控えましょう。
  • ばい煙を排出する工場等は、排出ガスの削減に御協力ください。

注意報の発令等に係る要綱

  

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