流域治水対策

 近年、気候変動により激甚な水害が頻発しております。広い範囲が浸水し、多くの被害が発生しました。こうした状況を踏まえ、河川整備に加えて、流域内のあらゆる関係者(行政、住民、企業等)が協働して取り組む 「流域治水」 を推進しています。

鳥取県では河川課を始めとした県土整備部局・危機管理局・農林部局等が連携して流域治水対策の推進を実施しています。

鳥取県流域治水プロジェクト(鳥取県県土整備局河川課のページリンク)

田んぼダムについて

  田んぼダムは、田んぼが元々持っている水を貯める機能を利用し、大雨時に田んぼに一時的に雨水を貯めることで、排水路や河川への流出を抑制し、洪水被害を軽減する地域でできる自主防災の取組として、取組が開始されています。

田んぼダムイメージ図

また、多面的機能支払交付金の加算措置の1つに田んぼダムの取り組みに対する加算が追加されました。

田んぼダムの取り組みについて(pdf:2,083KB)[令和2年度多面的機能支払交付金研修会資料]

  

田んぼダム実施活動事例の紹介

河内環境保全の会(鳥取市河内)

 令和3年度から河内地区約19haで田んぼダムの取り組みを開始しています。田んぼダムの貯留効果や営農への影響を検討するため、色々な形の堰板を作成し設置しています。また、農業の持つ多面的機能や流域全体での治水対策の大切さを勉強し、洪水防止に役立ってほしいという思いを込めて、農家の方へ地域の子どもたちから作った堰板を贈りました。ほ場整備事業(H29-R2)の実施を契機に立ち上げた法人を中心とし、地域一体となって農業や農村環境の保全に取り組んでいます。

大路川周辺の各多面的機能支払組織

 鳥取市大路川周辺農地においては、過去の豪雨災害による住宅地の浸水を契機に地域活動として田んぼダムに取り組んでいます。 令和2年度時点では大路川下流の水田約50haで取組が実施され、今後は多面的機能支払交付金を活用し、取り組み範囲が拡大しています。 また、県内で先進的に田んぼダムに着手していた経緯から、鳥取県では本地区をモデル地区としており、流域治水対策を県内全体へ広げていく予定です。

出上(いでがみ)農地・水保全活動組織(琴浦町出上)

 大雨時に下流域で浸水被害が生じている状況もあり、自分たちで出来る防災・減災の取組に関心を持ち、令和5年度に30ha(活動面積の5割以上)を目標として活動を開始しています。令和3年度は堰板の加工・配布を行い、排水口に堰板を設置等を実施する予定です。地域の防災意識を高め、先人が作りあげた農地や水路など農村環境を次の世代につなげる活動をとおし、周辺の人々とともに明るい地域社会を築くことを目指しています。

 

  

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