平成28年度鳥取県環境立県推進功労者知事表彰

平成28年度鳥取県環境立県推進功労者知事表彰式

 平成28年11月22日、県庁にて、平成28年度鳥取県環境立県推進功労者知事表彰式を行いました。
 受賞されたのは、鳥取県清掃事業協同組合、一般社団法人鳥取県産業廃棄物協会、倉吉打吹ライオンズクラブ、湯梨浜町立北溟中学校科学部、岩田 弘氏の5者です。

  集合写真
【前列左から】岩田氏、北溟中学校科学部・佃部長、平井知事、県産業廃棄物協会・越生会長、県清掃事業協同組合・国岡理事長、倉吉打吹ライオンズクラブ・山本会長

《表彰を受けられた団体及び個人の活動概要》

(1)鳥取県清掃事業協同組合
    理事長 国岡 稔(くにおか みのる)氏

【表彰分野】
 ・廃棄物の適正処理の確保又は4つのRの推進に関する功績(災害廃棄物)
【概要】
○平成18年10月の県との災害廃棄物処理協定締結をはじめとして、平成27年10月までに県下全市町村との間で協定締結を行い、大規模災害時に不可欠な迅速な災害廃棄物の撤去、収集運搬等の体制整備に貢献された(全市町村との協定締結は、全国初。)。
○平成28年4月の熊本地震に際して、組合員7社を現地に派遣し、熊本市内の災害廃棄物(生活ごみ)の収集運搬を行い、被災地支援に大きく貢献されたことは高く評価できる。


(2)一般社団法人鳥取県産業廃棄物協会
    会長 越生 昭徳(こしお あきのり)氏

【表彰分野】
 ・環境保全のための実践活動に関する功績
 ・廃棄物の適正処理の確保又は4つのRの推進に関する功績(災害廃棄物)
【概要】

○平成18年10月の県との災害廃棄物処理協定締結をはじめとして、平成27年10月までに県下全市町村との間で協定締結を行い、大規模災害時に不可欠な迅速な災害廃棄物の撤去、収集運搬等の体制整備に貢献された(全市町村との協定締結は、愛知県に続き全国2番目。)。
○「産業廃棄物不法投棄事案処理対策連絡協議会」の一員として、行政と協働しての不法投棄監視パトロールに取り組むほか、中海清掃活動への参加など、地域の環境美化にも率先して取り組まれている。


(3)倉吉打吹ライオンズクラブ
    会長 山本 昌(やまもと あきら)氏

【表彰分野】
 ・環境保全のための実践活動に関する功績
 ・環境保全のための情報発信・教育啓発に関する功績
【概要】
○昭和57年10月から白壁土蔵群周辺の玉川沿いの花壇への花の植え付け(年1回)や玉川周辺の清掃作業(年2回)を実施。成徳・玉川を美しくする会と連携し、倉吉市立東中学校の生徒もボランティアで参加。団体の活動を新聞等に取り上げられ、小中学校の副読本にも活用されている。
○玉川の浄化を進めるため、今年で31回目となる「くらよし打吹流しびな」を主催しており、今では倉吉市の春の風物詩となっている。
 

(4)湯梨浜町立北溟中学校科学部
    部長 佃 晋一朗(つくだ しんいちろう)氏

【表彰分野】
 ・環境保全のための実践活動に関する功績
 ・環境保全のための情報発信・教育啓発に関する功績
【概要】
○平成23年度から東郷池をフィールドにした調査研究を実施。東郷池に接続する5つの河川の水質を調査し、流域の水質の現状や経年変化を調べ、その成果を県と湯梨浜町が主催する「愛らぶ東郷池」など、様々な機会を通じて情報発信している。
○平成25年3月から「東郷池を守り育てるアダプトプログラム」に参加し、東郷池の環境美化活動を実践するとともに、平成27年度から東郷池メダカの会が主催するボランティア等にも参加し、東郷池に生息する生き物の調査をするなど、地域や団体とも連携して、東郷池を守る活動に積極的に取り組んでいる。
○県と湯梨浜町が共同で行っているセキショウモの保全活動に参加し、東郷池の環境改善に向けた行政の施策に協力している。
 

(5)岩田 弘(いわた ひろし)氏

【表彰分野】
 ・環境保全のための実践活動に関する功績
 ・環境保全のための情報発信・教育啓発に関する功績
【概要】
○昭和37年から現在に至るまで、在住地の琴浦町(旧赤碕町)の赤碕港を中心に海岸周辺の生き物・海藻類について潜水調査や海岸ごみの清掃活動を行い、環境の変化や生態について地元漁協や自治会、県や町の行政機関などへ情報提供や提言を実施している。
○昭和48年から地域の保育園児、小中学生に磯場の生き物の観察会や授業を実施するほか、平成18年から南ソウル大学等の学生と海岸漂着ごみの回収を通じた環境保全活動の実践に講師として協力している。
○地域で習慣的に行われていた集落側溝の清掃方法(消防ホースを使用してヘドロを海まで流す)により海へ大量流入していたヘドロの水質への影響について、町や県への進言、地域住民への啓発を行い、清掃方法の改善による海藻等の生物の保全につなげた。
○昨年の化粧川上流の堤から大量の泥が西港に流出する事故では海の生態系への影響を調査するため、率先して海中の潜水調査を行い、漁協や県・町に堆積した泥の浚渫など対応策を提言した。
○平成23年6月に結成された「鳴り石の浜プロジェクト」に結成メンバーとして参加し、琴浦町の西に位置する鳴り石の浜(花見海岸)の保全や魅力の発信のため尽力している。
  

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