1.概況
平成25年4月の鳥取県鉱工業指数(平成17年=100、季節調整済)によると、生産指数は71.1で前月比5.0%の上昇、出荷指数は58.2で前月比8.3%の低下、在庫指数は91.3で6.3%の低下となった。
内訳については、生産では、金属製品工業、輸送機械工業、繊維工業などが上昇し、電子部品・デバイス工業、パルプ・紙・紙加工品工業、電気機械工業などが低下した。
出荷は、電子部品・デバイス工業、電気機械工業、パルプ・紙・紙加工品工業などが低下し、食料品・たばこ工業、輸送機械工業、繊維工業などが上昇した。
在庫は、パルプ・紙・紙加工品工業、電子部品・デバイス工業、金属製品工業などが低下し、食料品・たばこ工業、電気機械工業、繊維工業などが上昇した。
2.業種別生産動向
主要4業種別生産動向をみると、食料品・たばこ工業では、ブロイラー加工品、健康食品などが上昇し、前月比1.1%の上昇となった。
電子部品・デバイス工業では、液晶素子、電子・通信機器用部分品などが低下し、前月比7.9%の低下となった。
電気機械工業では、開閉制御装置などが低下し、前月比4.3%の低下となった。
一般機械工業では、金型、一般産業用機械などが低下し、前月比1.1%の低下となった。
3.最近の動向
季節調整済指数では、前月比で生産は2か月連続で上昇、出荷は2か月ぶりに、在庫は6か月ぶりに低下した。
原指数では、前年同月比で、生産は15か月連続、出荷は14か月連続で低下し、在庫は13か月連続で上昇した。
鉱工業指数(平成17年=100)
|
季節調整済指数 |
対前月比 |
原指数 |
対前年同月比 |
71.1 |
5.0% |
66.2 |
▲5.2% |
99.7 |
1.1% |
106.0 |
12.6% |
60.4 |
▲7.9% |
57.9 |
▲7.5% |
55.3 |
▲4.3% |
50.6 |
5.9% |
69.6 |
▲1.1% |
67.3 |
▲1.8% |
58.2 |
▲8.3% |
58.9 |
▲13.4% |
91.3 |
▲6.3% |
85.7 |
7.9% |