1.概況
平成24年7月の鳥取県鉱工業指数(平成17年=100、季節調整済)によると、生産指数は64.7で前月比11.6%の低下、出荷指数は62.6で10.2%の低下、在庫指数は93.6で4.6%の上昇となった。
内訳については、生産では、食料品・たばこ工業、電子部品・デバイス工業、一般機械工業などが低下し、ゴム製品工業、パルプ・紙・紙加工品工業、木材・木製品工業などが上昇した。
出荷は、電子部品・デバイス工業、電気機械工業、食料品・たばこ工業などが低下し、一般機械工業、パルプ・紙・紙加工品工業、プラスチック製品工業などが上昇した。
在庫は、食料品・たばこ工業、一般機械工業、電子部品・デバイス工業などが上昇し、電気機械工業、パルプ・紙・紙加工品工業、木材・木製品工業が低下した。
2.業種別生産動向
主要4業種別生産動向をみると、食料品・たばこ工業では、その他の食料品、健康食品、生菓子などが低下し、前月比10.7%の低下となった。
電子部品・デバイス工業では、その他の電子部品、電子・通信機器用部分品、液晶素子などが低下し、前月比9.6%の低下となった。
電気機械工業では、民生用電気機械器具、内燃機関電装品などが低下し、前月比1.9%の低下となった。
一般機械工業では、金型、その他の一般機械などが低下し、前月比9.8%の低下となった。
3.最近の動向
季節調整済指数では、前月比で生産、出荷は2か月連続で低下し、在庫は3か月連続で上昇した。
原指数では、前年同月比で、生産は6か月連続、出荷は5か月連続で低下し、在庫は4か月連続で上昇した。
鉱工業指数(平成17年=100)
|
季節調整済指数 |
対前月比 |
原指数 |
対前年同月比 |
生産指数 |
64.7 |
▲11.6% |
70.2 |
▲28.9% |
食料品・たばこ |
89.8 |
▲10.7% |
94.9 |
▲8.0% |
電子部品・デバイス |
56.4 |
▲9.6% |
59.4 |
▲19.1% |
電気機械 |
60.5 |
▲1.9% |
57.1 |
▲37.0% |
一般機械 |
60.0 |
▲9.8% |
65.0 |
▲20.2% |
出荷指数 |
62.6 |
▲10.2% |
67.4 |
▲32.9% |
在庫指数 |
93.6 |
4.6% |
94.4 |
18.1% |