1.概況
平成24年5月の鳥取県鉱工業指数(平成17年=100、季節調整済)によると、生産指数は78.0で前月比4.1%の上昇、出荷指数は73.7で9.7%の上昇、在庫指数は88.6で4.7%の上昇となった。
内訳については、生産では食料品・たばこ工業、パルプ・紙・紙加工品工業、電気機械工業などが上昇し、電子部品・デバイス工業、輸送機械工業、木材・木製品工業などが低下した。
出荷は、食料品・たばこ工業、パルプ・紙・紙加工品工業、電気機械工業などが上昇し、電子部品・デバイス工業、輸送機械工業、プラスチック製品工業などが低下した。
在庫は、電気機械工業、パルプ・紙・紙加工品工業、電子部品・デバイス工業などが上昇し、食料品・たばこ工業、金属製品工業、鉄鋼業などが低下した。
2.業種別生産動向
主要4業種別生産動向をみると、食料品・たばこ工業では、その他の食料品、冷凍水産食品、生菓子などが上昇し、前月比16.4%の上昇となった。
電子部品・デバイス工業では、その他の電子部品、液晶素子などが低下し、前月比4.8%の低下となった。
電気機械工業では、民生用電気機械器具、内燃機関電装品などが上昇し、前月比13.2%の上昇となった。
一般機械工業では、金型、一般産業用機械などが上昇し、前月比8.3%の上昇となった。
3.最近の動向
季節調整済指数では、前月比で生産、出荷は4か月ぶりに、在庫は2か月ぶりに上昇した。
原指数では、前年同月比で、生産は4か月連続、出荷は3か月連続で低下し、在庫は2か月連続で上昇した。
鉱工業指数(平成17年=100)
|
季節調整済指数 |
対前月比 |
原指数 |
対前年同月比 |
生産指数 |
78.0 |
4.1% |
70.8 |
▲8.6% |
食料品・たばこ |
103.0 |
16.4% |
97.9 |
8.9% |
電子部品・デバイス |
62.1 |
▲4.8% |
59.7 |
▲23.4% |
電気機械 |
59.1 |
13.2% |
51.1 |
▲40.5% |
一般機械 |
76.8 |
8.3% |
76.1 |
7.3% |
出荷指数 |
73.7 |
9.7% |
67.7 |
▲18.6% |
在庫指数 |
88.6 |
4.7% |
84.8 |
9.1% |