1.概況
平成24年3月の鳥取県鉱工業指数(平成17年=100、季節調整済)によると、生産指数は83.8で前月比1.9%の上昇、出荷指数は81.8で10.7%の低下、在庫指数は85.3で10.1%の上昇となった。
内訳については、生産では食料品・たばこ工業、電気機械工業、一般機械工業などが上昇し、電子部品・デバイス工業、金属製品工業、繊維工業などが低下した。
出荷は、電子部品・デバイス工業、金属製品工業、窯業・土石製品工業が低下し、電気機械工業、一般機械工業、パルプ・紙・紙加工品工業などが上昇した。
在庫は、食料品・たばこ工業、パルプ・紙・紙加工品工業、木材・木製品工業などが上昇し、電気機械工業、家具工業、繊維工業が低下した。
2.業種別生産動向
主要4業種別生産動向をみると、食料品・たばこ工業では、健康食品、その他の食料品、健康食品、冷凍水産食品などが上昇し、前月比12.9%の上昇となった。
電子部品・デバイス工業では、液晶素子、その他の電子部品などが低下し、前月比9.7%の低下となった。
電気機械工業では、民生用電気機械器具、開閉制御装置、内燃機関電装品などが上昇し、前月比15.9%の上昇となった。
一般機械工業では、その他の一般機械、一般産業用機械、金属工作機械などが上昇し、前月比12.2%の上昇となった。
3.最近の動向
季節調整済指数では、前月比で生産は2か月ぶりに上昇、出荷は2か月連続で低下、在庫は5か月連続で上昇した。
原指数では、前年同月比で、生産は2か月連続、出荷は2月ぶり、在庫は28か月連続で低下した。
鉱工業指数(平成17年=100)
|
季節調整済指数 |
対前月比 |
原指数 |
対前年同月比 |
生産指数 |
83.8 |
1.9% |
83.9 |
▲8.3% |
食料品・たばこ |
96.3 |
12.9% |
96.2 |
▲5.8% |
電子部品・デバイス |
70.6 |
▲9.7% |
68.7 |
▲16.2% |
電気機械 |
72.8 |
15.9% |
63.3 |
▲38.4% |
一般機械 |
83 |
12.2% |
84.2 |
10.1% |
出荷指数 |
81.8 |
▲10.7% |
85.6 |
▲15.4% |
在庫指数 |
85.3 |
10.1% |
82.2 |
▲1.4% |