4月14日(火)、令和8年度 第1回就農準備サポート研修を開催し、11名の農業研修生等が参加しました。この研修は、令和8年度から農業大学校が主催する研修で、県内の自営就農を目指す全農業研修生を対象に、自営就農をする上での心構えや基礎的な知識、技術の習得を目指し、座学および視察等を行います。
今回の研修では、園芸試験場本場の視察、「農作業と健康、熱中症」「病害虫防除、雑草防除の基礎」についての座学、そして先輩農業者による体験発表を実施しました。
(校長による開会あいさつ)

【視察】
果樹班と野菜班に分かれ、梨、スイカ等のほ場を見学しながら試験研究の内容について説明を受けました。産地が抱える課題に対してどのような方法でアプローチしているかを学び、実践的な知識を得ることができました。
(果樹班) (野菜班)

【座学】
鳥取県経営支援課農業普及推進室の専門技術員が講師を務め、「農作業と健康、熱中症」「病害虫防除、雑草防除の基礎」について講義を行いました。
(座学の様子)

<農作業と健康・熱中症>
将来的に農家(経営者)となる際に、自分自身や従業員が快適かつ安全に作業できる環境づくりの重要性について学びました。また、熱中症を防ぐ方法や、万が一発症した場合の対処法についても詳しく説明を受けました。
<病害虫防除・雑草防除の基礎>
病害虫の発生要因や農薬のメリット・デメリット、正しい使い方、さらには器具の洗浄方法について学び、基礎的な知識を深めることができました。
【先輩農業者の体験発表】
倉吉市でスイカを栽培されている農業者の方を講師に招き、農業者になるまでの経緯や研修期間中の心構え、農業経営の苦労とポイントについてお話をいただきました。
先輩農業者からは以下のようなアドバイスがありました:
<周囲に努力している姿を見せる重要性>
周囲の人々に研修に取り組む姿勢を示すことで、優良農地を貸してもらうことができたこと、支え合える人間関係を築くことができた。
<観察力の大切さ>
農業は生き物を扱う職業であるため、観察する力を養うことが必要。また、自分が行っている作業について「なぜ今この作業をするのか」「どのような目的があるのか」を一つ一つ理解しながら取り組むことが重要。
<経営のポイント>
農業経営においては、栽培面積を無理に広げるよりも、面積当たりの収穫量を向上させることが効果的。経費が年々増加している状況を踏まえ、適正な栽培面積を把握し、自分の労力や技術に合った規模での経営を行うことを心がけている。
<家族や仲間との関係性>
病気や怪我で作業ができない場合、助けてくれるのは家族や仲間。そのため、良好な関係性を築いていくことが農業を続ける上で重要。
全体で約3時間の研修でしたが、自営就農を目指す上での重要な知識や技術、心構えを学ぶことができました。今年度はあと4回の就農準備サポート研修を予定しています。自営就農を検討されている方や研修に興味のある方は、農業大学校、普及所、JA、市町村等へお気軽にお問い合わせください。