令和7年度アグリチャレンジ科(31期生)の訓練期間が折り返しとなりました。
今回は約2か月間の訓練の様子をまとめて紹介します。
※内容はインスタグラムに投稿された令和7年アグリチャレンジ科(31期生)の訓練の様子です。
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第31期アグリチャレンジ科の職業訓練が始まりました。10月9日(木)に入校式があり、次の日にトラクター耕耘の訓練を行いました。
初めてのトラクター操作でレバーやスイッチの場所を覚えたり、まっすぐ走らせるだけでも一苦労でした。
訓練生同士がお互いに操作方法を確認しながら、時には指導員の先生方の指導を受けながら、少しずつ技能向上に努めています。
これから、約4カ月間で1人でも作業ができるように訓練していきます。
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アグリチャレンジ科では10月14日(火)に作物コースと果樹コースで実習オリエンテーションを行いました。
作物コースでは、稲木の設置と稲刈りを体験しました。刈った稲を藁で束ねて稲木で干す作業も行いました。
果樹コースでは、梨、柿、りんご、ブルーベリー、梅、ブドウほ場を案内されました。先生が梨農家であり、梨栽培の魅力を熱心に説明していました。
今後は、野菜、畜産、花き、研修コースでオリエンテーション予定です。
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アグリチャレンジ科では10月20日(月)に畜産コースと野菜コースで実習オリエンテーションを行いました。
畜産コースでは、牛舎や搾乳施設の案内をしていただきました。
訓練生は牛肉を食べられなくなりそうなど、複雑な気持ちになった人もいました。
野菜コースでは、栽培品目の概要説明の後、トマト、キュウリほ場を案内されました。
担当の先生から野菜の作型や科目、生理生態を意識しながら作業するよう助言がありました。
今後は、花き、研修コースでオリエンテーション予定です。 |
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アグリチャレンジ科では10月21日(火)に花きコースと研修コースで実習オリエンテーションを行いました。
花きコースでは、ボタン、シンテッポウユリ、ストック、シクラメンのほ場を見学しました。
また、来週の実習で行う鉢上げの準備作業をしました。
研修コースでは、ネギ、ブロッコリー、トマト、メロン、イチゴ、緑肥(ネマキング)などのほ場を案内されました。
各野菜の特徴や栽培特性を説明しながら案内され、勉強になりました。
今回、オリエンテーションで見学した野菜や花の一部は11月23日(日)の修農祭で販売予定ですので、是非ご購入ください。 |
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アグリチャレンジ科では10月23日(木)、24日(金)に枕地耕耘を訓練しました。
枕地とは、ほ場の端で車両を切り返す場所のことで、トラクターをスムーズに回転させ、安全に作業を進めるために必要です。
一般的に真っ直ぐ走らせる耕耘が終わった後の枕地は耕耘ができていないので、枕地をきれいに耕耘する訓練を行いました。
真っ直ぐ走らせる耕耘には慣れてきた訓練生でしたが、枕地耕耘は細かなハンドル操作や車体感覚が必要であり、苦労する様子がうかがえました。
トラクター操作の訓練も残りわずかとなってきています。やり残したことがないように1コマ1コマの訓練を大切にしてください。 |
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アグリチャレンジ科では11月10日(月)から大型特殊自動車(農耕車限定)の技能実習が始まりました。
4日間の訓練と見極めを行い、14日(金)に試験を受けます。
免許取得に向けて、運転操作を覚えていますが、今期の訓練生も車体感覚の違いや方向転換に苦労していました。
全員合格を目指して、頑張ってください。 |
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アグリチャレンジ科では11月10日(月)から大型特殊自動車(農耕車限定)の技能実習が始まりました。
既に免許を持っている人や定員の関係で試験を受けられない人は別メニューの訓練を行います。
今回は農大敷地内の落ち葉を利用して落ち葉入り堆肥を作りました。作り方は回収した落ち葉と堆肥を交互にサンドさせます。本来は水も加えるのですが、降雨の影響で不要でした。
今期の対象者は1名であり、マンツーマンでした。訓練指導員の先生を独り占めでき、非常に勉強になる時間だったと思います。 |
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アグリチャレンジ科では、訓練生が今後の農業経営の方向性や農業への従事の仕方を決めていく上でのヒントを得る機会とするために校外視察を行っています。
今回は11月17日(月)に大山町にある有限会社 田宮園芸を視察しました。
田宮園芸は植木、生垣樹、グランドカバー類、多肉植物の生産販売と卸しを行っている会社です。また、サクランボや姫リンゴなどの果樹を鉢植えのまま収穫ができる仕立ても行っています。
農大では、なかなか見ることのできない作目ですので、視察を通じて就職先の選択肢を広げる良い機会だったと思います。 |
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アグリチャレンジ科では、農業現場への理解を深めるため、3日間の「農家実習」をカリキュラムに取り入れています。
今期は11名の訓練生が地域の農家の協力のもと、さまざまな作業を体験しました。(※1名は体調不良により欠席)
実習を通して、訓練生は農作業の流れや現場の工夫、そして農業を生業とする大変さを肌で感じることができたと思います。
今回の経験が、今後の就職活動や将来の自営を考えるうえで、大きな糧となることを願っています。
協力していただいた農家の皆様、誠にありがとうございました。 |
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アグリチャレンジ科では11月26日(水)に管理機のメンテナンスと操作を行いました。
この日は天気が悪く、日程を変更して管理機の演習となりました。
はじめに管理機の保守点検のDVDを視聴し、作業場で実物のエンジンを分解しながら、エンジンの仕組みとメンテナンス方法を学びました。
次に、管理機のオイル交換、エアクリーナーの掃除、ガソリンの取り扱い方、リコイルスターターの修理方法などを学びました。
最後に農大敷地内の全天候型演習施設で管理機の操作を学びました。線の上を真っ直ぐ走ろうとしていましたが、フラついて曲がったりと苦労していました。
管理機操作の訓練は合計で3日間あります。技能向上に向けて頑張ってください。 |
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アグリチャレンジでは、11月28日(金)にも各種機械操作を学びました。
平畝整形機、白ネギ管理機、ロータリカルチの操作を学びました。
白ネギ管理機の操作では、白ネギの定植作業の説明があり、植溝の深さから除草剤、三角ホーの使い方も学びました。
ロータリーカルチでは、操作だけでなく、アタッチメントの脱着も行いました。
天候に恵まれ、スムーズに訓練ができました。これから寒くなってきますので、ケガなどに注意して、訓練をしてください。 |
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12月2日(火)に第2回目の校外視察を実施しました。
今回は1日かけて、
・野菜広域センター
・株式会社コミュニティファーム
・おおた農園
の3か所を訪問しました。
野菜広域センターではブロッコリーの共同選果選別、発泡スチロール氷詰めによる品質保持など視察しました。
ブロッコリーの生産基盤の維持・拡大に努められていました。
株式会社コミュニティファームでは、野菜の生産における有機JASや特別栽培の取り組みを視察しました。
慣行栽培とは異なる経営の考え方や栽培方法がとても参考になりました。
おおた農園では、イチゴ、ミニトマトを見学しました。
既存設備に頼らず、高設栽培の施設を自作するなど、工夫あふれる取り組みが印象的でした。
どの現場でも、創意工夫を重ねながら、地域農業を支えておられる姿に多くの学びがありました。
訓練期間も折り返し地点を過ぎ、これから本格的な就職活動が始まっていきます。
訓練生の皆さん、それぞれの進路に向けて頑張っていきましょう! |
インスタグラムでは、過去の訓練の動画や写真を投稿しています。よろしければ、そちらも覗いてみてください。

(公式インスタグラム)