8月1日(金)にアグリチャレンジ科の受講生が鳥取県園芸試験場(以下、園芸試験場)へ視察を行いました。
園芸試験場では、県内の特産園芸作物の振興を目的に、新品種の育成や栽培技術の開発に取り組んでいます。
今回は「果樹研究室」と「花き研究室」を訪問し、情報収集や意見交換を行いました。
(果樹研究室)
前期の視察から約3.5か月が経過し、梨の果実が美味しそうに成長していました。梨の袋掛け作業を省力化する技術やジョイント栽培、さらにロボットによる自動収穫技術を見据えた整枝方法について説明がありました。
受講生たちは、これらの新しい技術に深く関心を寄せていました。
(花き研究室)
シンテッポウユリ、ストック、アスターなどの試験について説明を受けました。お盆や彼岸といった需要が高まる時期に合わせた栽培方法についても解説があり、受講生たちは意見交換を行いながら熱心に学んでいました。

(梨の整枝方法) (梨の中袋+保護剤による袋掛け作業の省力技術)

(ロボットによる自動収穫技術を見据えたV字整枝) (シンテッポウユリの定植作業の省力技術)
視察を終えた受講生からは、「梨の整枝方法やジョイント栽培について学び、多くの知識を得ることができた」「スイカの裏作として花の栽培を検討してみたい」などの感想が聞かれました。今回の視察は、農業法人への就職や将来的な自営就農を目指す受講生にとって、非常に有意義な経験となりました。今回得た知識や経験を、今後に活かしてください。