防災・危機管理情報


2025年5月9日

2025年5月7日の沖底市場調査日記(網代港地方卸売市場、賀露地方卸売市場) New!

 5月7日網代港地方卸売市場、賀露地方卸売市場の市場調査に行きました。
 この日の網代は沖底船5隻の入港があり、アカガレイ295箱、アカエビ(ホッコクアカエビ)240箱、ホタルイカ83箱の水揚げがありました。また、モサエビ(クロザコエビ)、マダラ、白バイ(エッチュウバイ)等の水揚げもありました。

アカエビ マダラ

モサエビ ホタルイカ

 ※上からアカエビ、マダラ、モサエビ、ホタルイカの写真

 今年の春もまずまずの漁獲となっていたホタルイカ、サイズが大きくなってきましたが、5月に入ってからは獲れる量が下火になってきたようです。例年3-4月が漁獲のピークなので、例年どおりの傾向ではあります。

 それよりも、この時期に例年、漁獲の主体になっていないといけないハタハタの漁獲が網代も含め、県内の各港で見られません。
 今年の春も漁獲が低調になるとは予想していましたが、予想どおり、または予想以上に獲れていない状況です。

 アカガレイを測定していたところ、小型の沿岸イカ釣り漁船が沖から帰ってきました。

網代沿岸イカ釣り漁船 スルメイカ
 この時期、本県沖では西から北上してくるスルメイカが漁獲されます。このイカ釣り船は30箱程度(40入主体)の水揚げをあげておられました。網代沖で操業しておられたようで、昨晩は良いペースで釣れていたものの、夜中1時頃になるとイルカが来遊してきたのかサッパリ釣れなくなったと教えて頂きました。

 

 続いて賀露地方卸売市場に向かいました。賀露では沖底船4隻入港があり、アカガレイ2,940箱、ソウハチ550箱、マダラ290箱、白バイ、モサエビ、アカハタ(ハツメ)アナゴ等の水揚げがありました。

賀露市場風景 アカガレイ ソウハチ マダラ ヒレグロ アカハタ

※上からアカガレイ、ソウハチ、マダラ、ヒレグロ、アカハタ(ハツメ)の写真

 賀露でもハタハタは全体で65箱とごく少量です。
 漁業者からはこの時期の主力のハタハタが獲れない分、他に獲れる魚種を探してなんとか量を確保しておられるとのこと。沖底各船、魚が獲れなくて苦戦しておられるようです。

 

 沿岸ものの水揚げも見に行きました。
 コウイカやチカメキントキ、活魚ではマゴチや夏泊の定置のイシダイ(3.5kg)があり、
泊の定置では超大型のヒラマサ(28kg)やマアジの水揚げありました。

コウイカ チカメキントキ

マゴチ イシダイ
 海藻類もアカモクやバーズゴロシ(クロモ)の水揚げがありました。

アカモク クロモ
 福部支所からは殻の付着物(フジツボ等)がキレイに掃除されているサザエが水揚げされていました。(もしかしたらコンクリートミキサーで付着物の除去作業をしたものかもしれません)
サザエ付着物なし サザエ付着物あり
ちなみに隣の写真は、フジツボ等の付着物が多く見られるサザエです。

Copyright(C) 2006~ 鳥取県(Tottori Prefectural Government) All Rights Reserved. 法人番号 7000020310000