自然保護監視員日記


 中部担当の自然保護監視員が、日々のパトロールの中で発見したこと、感じたこと等を綴りながら、中部地区の魅力的な自然の数々をご紹介します。
 

2024年2月9日

節分にちなんだ植物

 二十四節気の1つ立春 (りっしゅん)を過ぎ、暦の上では春になりました。2024年の節分は2月3日で、立春は2月4日でした。今回は節分に関係のある植物を紹介します。

 

トベラ

 湯梨浜町の海岸近くで見つけたトベラという常緑低木です。葉が枝先に輪生状に集まってつき、裏側に巻く特徴があります。



果実

 果実は球形で径が1~1.5cmですが、割れてこのような形になっていました。大きさが500円玉より少し大きい程度の可愛らしい果実です。


種子
 果実の中にある赤い種子は、粘り気があって落ちずに引っ付いているのが特徴的です。

 トベラは枝に独特の匂いがあり、節分に家の扉(とびら)に挿して厄除けに使っていたことにちなんだ名前です。

 

主な参考文献
・身近な木の実・植物の種 図鑑&採集ガイド 多田 多恵子/著 実業之日本社 2011年
・植物和名の語源探究 深津正/著 八坂書房 2000年

 


中部総合事務所環境建築局 2024/02/09 in 植物



問合せ先

中部総合事務所 環境建築局 環境・循環推進課

(自然公園担当)
電話:0858-23-3276  Fax:0858-23-3266

(野生鳥獣・狩猟免許担当)

電話:0858-23-3153  Fax:0858-23-3266

  
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