２月中旬、雪の残る湯梨浜町の山に行きました。雪の上にノウサギの足跡が沢山あり、この山にはノウサギが多いことが分かりました。



　足跡を追いかけると、青い線に沿ってノウサギが進んで、赤い線に沿って雪の山を一気に飛んでいました。

　ノウサギの跳躍力を観察すると、平坦な所の跳躍距離は75cm、山を乗り越えた時は90cmでした。参考にした本には100から150cmと記載があったので、今回の足跡は短いことが分かりました。今回の足跡は１匹のノウサギで、餌を探していたのだと思います。天敵に追いかけられる時は、急いで逃げるのでもっと跳躍距離が延びることが想像できます。

　ノウサギは植物を食べて生活していて、雪が降り食べ物の草や葉がなくなると木の樹皮も食べます。

　ノウサギの足跡の観察記録は、2022年1月21日の記事にも載せています。


主な参考文献
・アニマルトラック&バードトラックハンドブック　野山で見つけよう動物の足跡　今泉忠明/著　学習研究社　2002年
・フィールドベスト図鑑　日本の哺乳類　小宮輝之/著　自由国民社　2020年