管内では鳥取県育成いちご品種「とっておき」の生産者が急増していることから、栽培技術を学び生産者同士の交流を図るため、令和4年11月29日に研修会(第3回)を開催しました。

今回は収穫期、冬季の栽培管理のポイントを普及所が説明し、その後、管内農家ほ場3カ所を巡回しました。
生産者から摘果、摘葉、ハウス内の温度管理、水分、養液のモニタリング方法等について質問があり、活発な情報交換の場になりました。
アスパラガスの安定栽培のため、雨よけ施設の利用が進んでいますが、台風や大雪のたびに被覆を除去する必要があり、生産者にとって被覆の除去、展張は大きな負担となっています。
そのため、令和4年11月28日、アスパラガスの雨よけ施設の導入生産者を対象に、効率的な被覆資材展張・除去作業の習得を図るための研修会を開催しました。

普及所から業者や生産者が実際に行っている作業について、工夫しているポイントなどの聞き取り調査を事前に行い、とりまとめて生産者に紹介しました。また、普及所が調査した中で最も省力的だった作業のやり方を実際に参加生産者に行っていただきました。
生産者からはこれまで「被覆資材の除去作業は面倒くさくて大変。」との声が相次いでいましたが、研修会終了後には、「今回学んだ方法で早速被覆除去作業を行いたい。」と前向きな声が聞かれました。
鳥取市の就労継続支援B型事業所いまるは、令和3年より農業参入し、梨栽培について営農の本格化に向けて準備を進めておられます。異業種からの農業参入する際に注意すべきことの一つとして、農作業事故防止の安全講習を行いました。
(1) 日 時:令和4年7月30日(金) 午後1時30分から2時30分まで
(2) 場 所:鳥取市気高町会下の梨園
(3) 参加者:B型事業所いまる代表取締役奥村氏、同事業所で梨栽培をしている職員及び通所者5名の計6名、鳥取普及所川上
(4)内 容:
ア) 熱中症注意喚起
・チラシを全員に配布して注意喚起 図1
・着装の注意点も説明 図2
(熱中症チラシ2022夏Ver.3)>>>(pdf:1374KB)

図1 熱中症対策の啓発パンフを配布 図2 着装の注意点を解説
イ)肩掛け式刈払機の安全使用について
・ポイントを解説し、実技で説明 図3
・それぞれ実技しながら、相互に注意しあって確認することを意識づけた 図4

図3 刈払機の使用法実演 図4 お互いで注意し合って確認
当日は気温が37℃近くまで上昇したため、給水時間をとり、短時間で講習会を終了しました。新型コロナ感染症対策と同時に熱中症にもならないよう、受講者も相互に距離をとり、マスクの通気性についても気を配りました。収穫までひと踏ん張りの時期に、農作業安全についてのポイントを職員と通所者に理解を深めてもらえたと手応えを感じました。