農大日記

2022年6月28日

【果樹コース】ナシの栄養診断を行いました

 6月とは思えないような猛暑の日もあり、外作業が大変な時期となりました。ウメ、オウトウの収穫が終了し、作業的にはややひと段落した6月下旬。果樹コースでは、ナシの「栄養診断」を行いました。

 

 「栄養診断」とは、この時期の新梢(今年発生した新しい枝)の伸びや太さ、葉っぱの大きさ・色・枚数などを確認し、樹がどのくらい元気かを診断することです。(専門的にいうと、樹勢が強い・弱いという判断をすることです。)この診断結果をもとに、これから夏に肥料を与えるかどうかを判断していくこととなります。

 

 果樹は樹を育てながら、果実も育てていく必要があり、このバランスをとることがとても難しいです。こういった栄養診断をする上でのポイントを、みんな真剣に聞いていました。

栄養診断説明

 説明を聞いた後は、いざ圃場へ!下の写真は、6月下旬のナシの樹の状態です。たくさん新梢が出ていて、樹の元気な様子が伝わるでしょうか?

枝元気

 果樹コースでは日頃から、1人が1本、担当者として二十世紀ナシの樹を管理しています。自分の担当の樹について、担当者が中心となり、栄養診断をしていきました。自分の樹は、樹勢が強いのか、弱いのか、肥料は必要なのか…学生同士話し合いながら、一生懸命考えます。

葉をみる 観察1

「ちょっと着果量が多かったかな?」「もう少し着果させても良かったかも」樹によって、様々な意見が出ました。

観察その2

 経験が浅い中で、栄養診断を行うことはやや難しい様子でしたが、このような経験を積み重ねていくことで、観察力を培うことができればと思います。

in 01【果樹】学生の活動記録

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