2021年12月20日

2021年12月17日 沖底市場日記@網代港&賀露地方卸売市場

 久しぶりの市場調査です。本日、網代では7隻の入港がありました。週末は雪が降り、海は大荒れになる予報で皆入港したようです。網代では、活魚水槽は全て松葉がにで埋まっており、コンテナまで登場していました。親がにもまずまず獲れていました。

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 漁師さんにお話しを伺うと、獲れる水深が大分変わってきたようです。ある漁師さんの今回の漁場で今年当場で試験操業をしていました。漁師さんの感触と調査結果の一致を確認することが出来て嬉しかったです。次の課題も発見することが出来ました。また、別の漁師さんからは、現在実施中のズワイガニ標本船野帳の書き方についても質問を受け、疑問にお答えすることが出来ました。市場に来て良かったです。

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 次に賀露に行くと、4隻の入港がありました。今回、比較的短い航海でありながら、しっかりと水揚げされていました。この浜の「漁場を大切にし、自分で漁場を見つけ出す」といった漁師根性にしびれました。

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 賀露では、ソウハチも漁獲が多かったため、11月は測定できていなかったので、今回は出来る限りソウハチの測定を行いました。また、ヒレグロも多く獲れていました。ヒレグロは、地方名では、やまがれい、などと呼びます。市場で木箱に入り、“やま”のように積み上げられるからと関係者から伺ったことがありますが、今日はその名にふさわしい様子を見ることができました。ヒレグロも卵が大きくなって来ました。ぜひご賞味ください。

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