2021年6月15日

2021年6月15日まき網・シラス@境港

14日(月)は朝方境港における6月観測史上最大の時間雨量(46mm/時)を記録したようですね。

今日は雨こそ降っていないものの島根半島に霧がかかり、ムシムシしてまさに梅雨真っ盛りといった天気です。

境漁港には中型まき網船7隻、マグロ水揚げの大中型まき網船2隻が入港していました。

水揚げ

例年この時期になると少しずつ落ち着くものですが、今年は相変わらずマイワシの勢いがすごいです。

7隻中5隻がマイワシ狙いで操業し、802トンもの水揚げがあったようです。

その他、マイワシに混じってウルメイワシ、カタクチイワシの姿が見られました。

マイワシ まざり

残りの2隻はマアジ・マダイ・イサキを水揚げしていて、夏らしい漁模様になったなぁと感じます。

中にはこの時期には珍しい大きなマサバや、ソウダガツオ、カマス、白いかなども水揚げされていました。

その他、今年生まれの小さなマアジやマサバ、マイワシも見られました。

沿岸漁場ではすでに見られていますが、まき網漁場でも0歳魚の漁場加入がはじまっているようです。

マアジ マダイ

カツオ いさき

試験場に帰ってマアジの大きさを測ってみると、大きなもので尾叉長40cm、全長45cmと特大サイズがいました。

それ以外にも、全銘柄が勢揃いしており、ひと網にこれだけマアジファミリーが入るのはとても珍しいことです。

マアジの寿命は一般に5歳前後と言われていますが、これだけ大きいと何歳なのか気になるところです。

マアジ 

★おまけ

前の週の11日(金)に、シラスの市場調査を行いました。

4時過ぎに港に向かうと、美しい朝焼けを背景に、シラスが水揚げされていました。

聞き取りを行うとみなさん5箱前後で、この日はシラス以外にヒイラギ(エノハ)が多かったようです。

聞くとエノハはわずかに大きさが違うだけで別銘柄になるようで、それを一瞬で見分けて

素早く発泡に分けていく様は、まさに職人技でした。

境港周辺では煮付けや吸い物で珍重され、その美味しさから専門に狙う方もおられるようです。

東・中部の方は馴染みがないかもしれませんが、見かけた際は、1度トライしてみてはいかがでしょうか?

朝焼け えのは 

選別

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