沿岸もの市場日記

2020年08月31日

2020年8月31日 賀露(オオモンハタを初確認)

国内の分布が、相模湾~鹿児島県に至る太平洋岸、小笠原諸島、琉球列島、九州北西岸と暖海性の魚であるオオモンハタが水揚げされていました。少なくとも鳥取県では初記録で、日本海で見てもほとんど報告がなさそうです(遊漁者情報で山口県で釣られた事例あり)。ちなみに、鳥取県漁協酒津支所の一本釣で漁獲されており、全長33cmでした。尾びれの後端が直線で白く縁どられている特徴を確認しており、間違いないと思います。

小型ですが、アカハタも県内で見られいますし、暖海性のハタ類の分布が北に延びつつあるかもしれません。

オオモンハタ

今朝の賀露地方卸売市場は、一本釣のケンサキイカ(白いか)、ヒラメ、キジハタ、イサキ等、刺網のヒラメ、マダイ、ハマチ等、定置網のカンパチ、ウスバハギ等、かご網のウマヅラハギ、バイ等、潜水のサザエ、イガイ、アワビ、カメノテ等が揚がっていました。

1人での調査でしたので、セリに食い込んでしまいましたが、ヒラメ、キジハタ、マダイは測定ができました。

白いかのセリの様子 水揚げ状況

ヒラメ マダイ

ケンサキイカ(白いか)の漁獲が上向いており、この日の一番漁は20箱(夏泊支所)でした。規格は2~3段で3段メインの小型主体でした。

ケンサキイカ(白いか) ケンサキイカ

今朝は、活魚のイサキが多かったです。ちなみにイサキは小さいころは、縦じまが目立ちイノシシの子のようだということで「ウリボウ」と呼ばれます。小さくても脂が乗って美味いんです。

イサキ

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