沿岸もの市場日記

2020年03月10日

2020年3月9日 賀露

刺網の鯛がいるはずという予想どおり、今朝の賀露地方卸売市場のセリ場が赤かったです。

一番漁は酒津の漁船で(右下)、手前からチカメキントキ、マダイ、チダイと好い漁をしていました。全体でマダイは尾叉長20-40cm(24,26-27,30-33cmにモード)が主体で350箱程度水揚げされていました。

漁具がサイズ選択性のある刺網での漁獲のため、サイズ測定を行うと、それぞれの地区(船)で使っている網目が概ねわかります。今朝の水揚げでは、網目の小さい順に、夏泊(3寸目)<賀露<青谷=浜村(3寸3分)<酒津<泊(3寸6分かな?)といった感じでした。

水揚げ状況 酒津の刺網漁船1隻の水揚げ

マダイ チカメキントキ

その他の刺網の漁獲物では、イサキやマアジが揚がっていました。

イサキ マアジ

3月からバイかご網漁が解禁となりました。賀露の水揚げは1-2箱/隻と今のところは低調です。

珍しいところでは、コウイカかご網でマダラが1尾入網していました(水深25m前後)。また、刺網でユウダチタカノハ(下段左側の縞々の魚)が水揚げされていました。

あと、可愛かったので、ショウサイフグの整列写真を載せています(泊地区の小型底びき網で漁獲)。

バイ(黒バイ) コウイカ

ユウダチタカノハ ショウサイフグ

【おまけ】

3月5日にも市場調査を実施しており、その際には、サヨリの水揚げがありました(浜村地区の船曳網)。

サヨリ サヨリ

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