2020年1月20日

2020年1月16日沖底(網代港地方卸売市場)&17日沖底(境港&網代@県営境港市場)市場日記

 網代では、1月16日に5隻の入港がありました。3隻は既に荷下ろしが終わり、出港済みでしたが、2隻が荷下ろしやカニの選別をしていました。

 網代では、松葉ガニ(雄のズワイガニ)のほとんどが生きた状態(活魚)で取り扱われており、鮮魚はほんの一部です。この日は、およそ9割以上が活魚でした。

fune senbetu

 本当はハタハタの測定がしたかったのですが、船頭さんにお話しを聞くと、先週1回獲れたきりで、今週はほとんど獲れていません。かき集めてやっと5箱程度とのこと。アカガレイも獲れ具合があまり良くなく、松葉ガニや深場の水深300m代でホッコクアカエビを獲っている状況とのことでした。

 松葉ガニが沢山獲れていたため、全規格・全品質の松葉ガニの測定を行いました。測定では、甲幅だけでなく、最終脱皮の確認のため、おおむね甲幅130mm未満の個体は、爪の幅も測っています。松葉ガニに専念できたため、400尾以上測定することが出来ました。

sokutei sokutei2

 測定が終わり、ほっと一息ついて駟馳山の方を見てみるとようやく明るくなっていました。美しい漁村の風景に疲れが癒されました。

katu2 sichi

 県営境港市場では、1月17日は、網代船4隻、境港船3隻、計7隻の入港がありました。測定の主な狙いは、松葉ガニ(雄のズワイガニ)の活魚と鮮魚の小さい規格と大きい規格の測定です。見事な五輝星も水揚げされていました。

goki juho

 沖底では、松葉がにのほか、ハタハタ、アカガレイ、ヤリイカ(網代では、ヤリイカのことを“ケンサキ”と呼ぶ)、活ヒラメなどが獲れていました。

kensaki hirame

 セリがはじまり詳しくは見ることが出来なかったのですが、沖底以外では、御来屋の刺網でハマチやヒラマサ、変わり種で島根県産で50kgもあるオオクチイシナギが獲れていました。定かではないのですが、おそらく小型底びき網で漁獲されたヒラメなども水揚げされていました。また、島根県産のワカメもありました。

hira ishinagi

kosoko wakame

おまけ

 ベニズワイガニ カニ籠船2隻と巻き網船1隻が水揚げしていました。巻き網では、ブリ類が主体で水揚げされていました。

Copyright(C) 2006~ 鳥取県(Tottori Prefectural Government) All Rights Reserved. 法人番号 7000020310000