農大日記

2019年2月21日

作物コース実習風景(2月中旬)

1. 家畜人工授精師の資格取得
 畜産コースでは家畜人口受精師の資格を取得できるようにカリキュラムが組まれています。1月28日から2月26日までの約一ヶ月間の講習会を受講し、試験に合格すれば資格を取得できます。通常は畜産コースの学生のみが受講するのですが、今年は、作物コースの学生のうち1名が就職後に必要ということで一緒に受講しています。この時期、他の2年生は卒業論文の作成を行うのですが、この学生はこの資格を取得するために約一ヶ月前倒しで、卒業論文を書き上げました。無事、資格を取得できることを願っています。

 

 

2. 白ネギの収穫作業終了
 2月19日で白ネギの収穫・調整作業がすべて終了しました。1月下旬からの約一ヶ月間の作業でしたが、集中的に作業を行い、かなり作業スピードが向上しました。実習を通して種まきから育苗、施肥や防除、収穫・調整作業や出荷先による数量・単価の違いなどを理解できたと思います。

 

 

3. 農業簿記
 2月19日で全ての農産物の収穫が終わりました。黒大豆と米の出荷はまだ続いていますが、現時点の経営収支をとりまとめました。農業簿記の実践練習も兼ねて農産物の出荷伝票、肥料や農薬などの購入伝票、燃料の使用実績、軽トラックのリース料、水田の賃借料なの伝票をすべて揃えて、記帳を行いました。今年は冬の間、野菜類の価格がとても安かったこともあり、白ネギ、ブロッコリーは昨年の実績を大幅に下回ってしまいました。実績をとりまとめることで、どの部門が儲かったのか、儲からなかったのか、原因は何だったのかということに興味が沸き、分析も行えるようになります。就農後の経営に活かしてください。

 

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