2019年2月7日

2019年2月7日 沖底(網代)

今朝の網代港地方卸売市場には、地元船4隻が水揚げしました(ちなみに、荷揚げ後すぐ、出港し、皆さん漁場に向かいました)。
主な漁獲物は、アカガレイ、ハタハタ、若松葉がに(脱皮6か月以内の雄のズワイガニ)、松葉がに(脱皮後1年以上経過した雄のズワイガニ)でした。

陸揚げの様子 出港する沖底船
水揚げ状況(カニ以外) 若松葉がに(脱皮6か月以内の雄のズワイガニ)


本日の測定魚種はアカガレイとハタハタです。アカガレイ約260箱とハタハタを464箱と、まとまった量を水揚げしている船があり、良い調査ができました。

アカガレイは、産卵親魚を狙った操業で、体長30cm程度の4,5番規格の比率が高かったです。
産卵場にあたる海域に上がっている魚もいるようで、水深160-180mを操業している他県船もあったそうでし、浅場で漁獲されたカレイの中には吸水卵を持った個体もあるようです。
※アカガレイは産卵のために深場から浅場に回遊します(産卵回遊)
アカガレイ(3,4番規格) アカガレイ(1,2番規格)

ハタハタは4,5番の体長15cm前後が主体で、1箱だけでしたが体長18cm以上の2番もありました。
ハタハタ4番 ハタハタ5番
ハタハタ2番 

時間の関係で測定はできませんでしたが、若松葉がには、甲幅12cm以上の13齢が主体でした。松葉がにも良いカニが少量ですが揚がっています。
若松葉がに(脱皮6か月以内の雄のズワイガニ)1番 松葉がに(脱皮後1年以上経過した雄のズワイガニ)3番上ガニ

そのほか、マダラやノロゲンゲ(どぎ)といった魚類、ホッコクアカエビ(あかえび)、クロザコエビ(もさえび)やトゲザコエビ(がらもさ)といったエビ類、ボウズイカやミズダコ等の頭足類、深海性バイ類などが揚がっていました。
マダラ ノロゲンゲ(どぎ)
ホッコクアカエビ(あかえび) クロザコエビ(もさえび)
トゲザコエビ(がらもさ) ボウズイカ(ぴんだこ、みみいか)

【おまけ】
境港で久々に水揚げがあるスルメイカですが、網代でも少量ですが揚がっていました。25入の外套膜長20cmぐらいのものが主体でした。
スルメイカの魚箱 スルメイカ25入

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