農大日記

2018年9月20日

作物コース実習風景(9月中旬)

1.農家留学研修
 農業大学校では2年生になると26日間、先進農家で研修を行います。作物コースの2年生3名は9月3日から28日までの期間、県内の農家や農業法人で研修中です。9月13日と14日に研修状況を確認に研修先を訪問しました。9月に入ってから雨続きでなかなか稲刈りができない日が続きているようで、畦草刈りや草取りの日が多くなっているようでした。乾燥調製施設内で研修中の学生もいて、皆、従業員の方と一緒に忙しそうにしていました。どの学生も作業量の多さに圧倒されているようでしたが、ひと回りたくましくなって学校に戻ってくることを楽しみにしています。
 
 
 

2.農大市
 9月11日に農大市が開催されました。作物コースでは前回に引き続き餅を販売しました。朝6時から準備を開始し、合計222個の餅を販売しました。次回11月23日の修農祭や12月6日の農大市では、餅だけでなくもち米や小豆、ブロッコッリーなども販売したいと思います。
 

3.黒大豆、小豆の害虫防除
 6月22日に種を播いた黒大豆、7月18日に種を播いた小豆とも順調に生長しています。8月下旬頃から花が咲き始め、9月上旬頃から小さな実がなり始めました。実がなり始めるとカメムシや蛾の幼虫などが実を食べにやってくるので、殺虫剤を散布し、防除を行いました。美味しい豆がたくさんできるように今後もしっかり管理を続けたいと思います。
 
 

4.トレーラーの走行練習
 9月上旬に1年生がけん引(農耕車限定)の免許を取得しました。しかし、免許取得のための練習は平坦な練習場内で、しかも、機械を積載しない状態でしか行っていません。ところが、実習に行くには狭くて急な坂道など危険な箇所を、機械を積載した状態で走行する必要があります。そこで、トレーラーに機械を積載し坂道などでの走行練習を行い、ギアやアクセルの使い方などを確認しました。
 
 

5.プロジェクト学習水田の稲刈り
 2年生が取り組んでいるプロジェクト学習水田のうちのひとつが収穫時期を迎えました。田植え以後、一週間おきに生育状況を調査してきましたが、田んぼでの調査はこれで終了になります。これからは試験区ごとの収量や品質がどのように違うのかをさらに調査分析していきます。その調査用に各試験区から約3.3平方メートル分のイネを3ヶ所ずつ鎌で刈り取り、ガラス温室に干しました。残りのイネはコンバインで収穫します。
 
 

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