農大日記

2018年5月16日

【野菜コース】IPMによるナス(ラクロ)の省力防除法

 野菜コースでは、2年生になるとビニールハウス1棟を使い、プロジェクト学習として様々な課題を解決するため作物を栽培し、試験及び調査を実施しています。
野菜コース2年生のひとりは、ナスの栽培において、害虫が発生すると動力噴霧器による農薬散布が必要となりますが、どうにかして農薬散布の回数を減らしたいとのことから、天敵を利用したプロジェクトに取り組み、さっそく天敵を放飼しました。
 綺麗に咲いているのは、センチュウ防除のためにナスと混植しているマリーゴールドです。天敵は害虫が発生するまでは、マリーゴールドの花粉を食べて増殖し、ナスに害虫が発生すれば害虫を食べてくれるはずです。
 また、ナスの品種は、単為結果性の「ラクロ」と言い、ホルモン処理等の作業が不要な品種で、これも作業量を軽減してくれると思います。

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