2018年4月25日

2018年4月25日 沖底(賀露)

本日の賀露地方卸売市場には地元船3隻が入港しました。
漁獲の主体は、ソウハチ(えてがれい)、アカガレイ、ハタハタでした。
セリの様子 ソウハチ(えてがれい)

ハタハタは、漁場が先週から変わり、隠岐南東海域以外の隠岐西方海域でも漁獲があり、またサイズも大型(体長18cm以上)の3歳魚の比率が増加しました。漁獲物の感じだと、産卵後の大型サイズの個体が朝鮮半島から来遊し、漁場に加入したと思われます。ただ漁獲の主体は2歳魚ということは変わらないです。

ハタハタ2番 ハタハタ5番

そのほかアカムツ(のどぐろ)、ニギス、クロザコエビ(もさえび)、ミズダコといった水深130mより深い所の漁獲物や、キアンコウ、ヒラメ、スズキ、キダイ、ムシガレイ、ヤナギムシガレイ、マフグ(なめらふぐ)といった水深100m前後の漁獲物などが揚がっていました(スズキは深いところでも入網します)。
アカムツ(のどぐろ) ニギス
クロザコエビ(もさえび) ミズダコ
キアンコウ ヒラメ
ヤナギムシガレイ(ささがれい) マフグ(なめらふぐ)

【おまけ】
賀露の沿岸の中堅どころに当たる漁業者2名に御協力いただき、イカの新ブランド立ち上げに向けた試行を開始しました。
ターゲットはコウイカです。このイカは、通称「墨いか」と呼ばれるぐらい墨の量が多いイカで、時間経過とともに発泡スチロール魚箱が墨の海に変わってしまいます。この墨対策として、墨止め器具(試作機1号)を水産試験場で作成し、漁師さんに使ってもらいました。
使った感想としては、「手間だけど許せる範囲」とのお墨付き。今後1箱程度ずつ試験的に出荷していただき、器具の使い勝手や単価をモニタリングしていきます。
墨止めコウイカ

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