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2018年4月20日

2018年4月18日 沖底(網代)

今朝の網代港地方卸売市場には地元船1隻がアカガレイ、ハタハタ主体に水揚げし、2隻がホタルイカを浜田漁港から陸送していました。
※手前のパレットの上に積まれている発泡箱がホタルイカ
水揚げ状況

4月に入って、ハタハタのまとまった漁獲がなかなかなく、久々の1隻100箱超えということで市場調査を行いました。
今年のハタハタは、漁獲の大半が2歳魚で、3歳魚が少ないです。3歳魚の大きさに当たる規格の1、2番は118箱中6箱と重量ベースで約5%しか水揚げされていません。鳥取県では全長20cm以上の大型のハタハタを「とろはた」というブランドとしていますが、該当する魚が少ない状態です。
ハタハタ4番 ハタハタ1番


アカガレイも、今回水揚げした船では、大型個体の比率が少なく、最大規格の1番は1箱のみ、一方最小規格の11番(右写真)は21箱と近年としては多く水揚げされています。ちなみに漁獲の中心は6番規格の体長26-29cmでした(左写真)
アカガレイ6番 アカガレイ11番

そのほか、クロザコエビ(もさえび)、ミズダコやボウズイカといった頭足類、アカムツ(のどぐろ)、ニシン等が揚がっていました。
クロザコエビ(もさえび) ボウズイカ(ぴんだこ、耳いか)
アカムツ(のどぐろ) ニシン

今漁期のホタルイカは、山口県見島沖で漁場形成しています。ちなみに過去、見島沖で漁場形成した2006年は、富山県で記録的な不漁となっています。今年3月の富山県のホタルイカも芳しくない状況であり、ホタルイカの回遊が例年と大きく異なっている可能性があります。
ホタルイカ ホタルイカ

最後に、サンプルとして購入したハタハタの中に、この冬産卵できなかった雌のハタハタがいました。多くの魚は産卵できないと卵を再吸収し、栄養と換えますが、ハタハタは卵の再吸収ができないと言われています。卵が産めなかったお母さんハタハタはどうなるのか興味があったところでのサンプル入手となりましたので、開腹してじっくり見てみました(下の写真の左側)。
産卵前の卵巣は卵塊腹腔内の卵巣膜の体液中で卵がバラバラになり、少しでも腹腔を確保し、胃の中に餌が入るようにしていました。実際にアミ等の餌生物が胃内容物から出てきており、また、次の卵を産むべく、新たな卵巣ができていました。
比較として、産卵前のハタハタを写真右側に掲載しました。こちらは卵巣膜内に体液が満たされていません。
産卵ができなかった雌のハタハタ 産卵前のハタハタ

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