自然保護監視員日記


 中部担当の自然保護監視員が、日々のパトロールの中で発見したこと、感じたこと等を綴りながら、中部地区の魅力的な自然の数々をご紹介します。
 

2018年4月3日

倉吉白壁土蔵群に中国自然歩道案内板を設置

 鳥取県では、県内の中国自然歩道を活用した「ロングトレイルルート」整備に伴い、順次標識や案内板を整備しています。
 3月30日、倉吉白壁土蔵群に新たに設置した案内板のお披露目式を開催しました。倉吉市 石田耕太郎市長、倉吉商工会議所 倉都祥行会頭、倉吉観光マイス協会 牧野光照会長、鳥取県中部総合事務所 広田一恭所長による除幕式を行い、関係者にお披露目を行いました。

案内板お披露目式
案内板 除幕式の様子

案内板お披露目式
新たに設置した案内板「歴史と自然観察のみち」

 この案内板は、中国自然歩道や探勝コースの白壁土蔵群及び打吹山(うつぶきやま)地区の周辺施設を案内するものです。震災からの復興に取り組む当地区に多くの観光客が訪れ、今後の「福興」に繋がることも期待して設置したものです。設置場所は、白壁土蔵群と打吹山の間に位置する観光バス駐車場内で、両地区を往来する観光客が利用しやすい場所に設置しました。 案内板の内容は、4月にオープンする「くらよしフィギュアミュージアム」等の主要観光施設の紹介、地区内観光モデルコースの紹介、QRコードによる観光情報へのリンク等で、4か国語(日、英、中、韓)表記で外国人観光客も利用しやすいものとしています。

打吹山と白壁土蔵群
倉吉白壁土蔵群と打吹山

 倉吉の主要観光地として賑わう白壁土蔵群は、古い町並みが保存されており、風情のある町並みとして人気があります。

 その南側にそびえる打吹山は、標高204mでスダジイ・タブノキなどの自然林で覆われ、森林浴の森100選に指定されています。また、サクラやツツジの名所として知られ、打吹城跡や長谷寺などの史跡が残る見どころ満載の山です。打吹山周辺には遊歩道が複数整備され、中腹は中国自然歩道のルートになっており気軽にハイキングできます。
 4月上旬、打吹山を訪れるとサクラは満開でした。遊歩道沿いの木々はクロモジの黄色い可愛らしい花やアセビの白い花が咲き、地面にはショウジョウバカマの花が咲いていました。

クロモジ
クロモジ 黄色い小さな花が集まって咲く

アセビ
アセビ 白いつぼ型の花をつける

ショウジョウバカマ
ショウジョウバカマ 紫色の花をつける

 遊歩道沿いでは、ウグイスのさえずりが聞こえ、木の上ではヤマガラが盛んにさえずっていました。

 白壁土蔵群を訪れた後は、自然の宝庫である打吹山で自然を満喫してみませんか。 

 関連リンク
  鳥取県内の中国自然歩道

中部総合事務所環境建築局 2018/04/03 in 県立自然公園,植物,中国自然歩道,野鳥



問合せ先

中部総合事務所 環境建築局 環境・循環推進課

(自然公園担当)
電話:0858-23-3276  Fax:0858-23-3266

(野生鳥獣・狩猟免許担当)

電話:0858-23-3153  Fax:0858-23-3266

  
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