沿岸もの市場日記

2017年05月12日

2017年4月28日賀露、夏泊市場

 4月28日(金)に賀露と夏泊で市場調査を行いました。今回の目当ては、マダイとマアジのサイズ測定です。期待を胸に、賀露市場に行ったところ、およそ200箱のマダイが水揚げされていました。今年はマダイが豊漁で多い時には1,000箱ぐらい水揚げされるそうです。
garo madai
 一方、今年はマアジが少ないとのこと。この日の水揚げは11箱でした。貴重なマアジのサイズ測定を行うことが出来ました。
maaji

 その他、マルゴ(ブリ)、コウイカ、バイ、サザエなどが多く水揚げされていました。
marugo kouika
bai sazae
 また、数は多くはありませんでしたが、ヒラメ、オニオコゼ、マフグ、コタマガイなどが活魚で水揚げされていました。
hirame oniokoze
mafugu kotamagai
 また、鮮魚でキジハタ(全長30cm前後)、メバル、カサゴ、クエ(全長42cm)、ウマヅラハギ、イシダイ、カメノテなどが水揚げされていました。
kijihata kue
umazura kamenote
 下の写真、実は両方ともイシダイです。イシダイは小さいころは7本の横縞(しま)模様があることから“ナナシマ”などと呼ばれます。この縞模様は、成長するにつれて消えて来ます。外見だけで判断するのは難しいですが、一般的に成長するにつれて、縞模様が消えてしまうのが雄で、縞模様がやや残るのが雌と言われています。また、成長した雄は口先が黒くなるので、”クログチ”とも呼ばれるそうです。
ishidai2 ishidai
 賀露市場調査を無事に終え、栽培漁業センターへ戻る途中で、夏泊で水揚げされた定置網のマアジのサイズ測定を行いました。マアジの水揚げはわずかで残念でしたが、定置で水揚げされた魚体の美しさに感動しました。傷もなく、輝いています。
aji2 marugo2
karei kanagashira

 夏泊では、朝10時から朝市が行われているそうです。値段は非常にお手頃です。時化、漁模様、季節などで、開催や値段は変動があるそうですが、ぜひ足を運ばれてみてはいかがでしょうか。

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