ハマニガナは鳥取砂丘を代表する砂丘植物で、春には新芽を伸ばして黄色でタンポポの様な花をつけます。
しかしながら、この真夏の過酷な暑さと水不足により、下の写真の様に葉は枯れてしまいました。

しかし、砂を掘ってみると、地下茎は元気で夏の暑さに耐えていました。
涼しくなれば、新芽を出す準備をしているものと思われます。

この様にハマニガナは、夏には地表の葉は枯れますが、地下茎は生き残っており、春と秋の二度咲く花です。
掘った地下茎は元に戻しておきました、暑さが和らいだら元気に新芽を出してください。
まだまだ 残暑は厳しいですが、もう直ぐ快適に砂丘散策が出来る季節になります、皆さんで鳥取砂丘にお越しください。
(赤レンジャー)
砂丘事務所 2012/08/17
鳥取砂丘の砂丘植物のひとつ、「ウンラン」が開花しました、炎天下の砂丘にクリーム色の可愛い花を咲かせています。
ウンランはゴマノハグサ科で 8~10月に開花し、砂の移動し難い安定した場所に分布し、他の植物と混生することが多い。
名前の由来は、海浜に咲く蘭に似た花から、海蘭(ウンラン)と名付けられた様です。
特徴は、飛砂への対応として、葉はやや多肉で茎は横に伸びて砂丘の厳しい環境に耐える仕組みを持っています。


すぐ近くに、ビロードテンツキの花穂が天に向って伸びていました、これらは夏の終わり頃より花を付ける植物で、夏の終わりも近いのかな?と感じさせられます。

(赤レンジャー)
砂丘事務所 2012/08/16
毎日暑い日が続いていますが、鳥取砂丘もお盆の13日、14日と連日多くの来場者でとてもにぎわっています。昨日は午後15時頃から大雨となり、砂丘にいた皆さんは全身ずぶ濡れ状態で大変でした。
久しぶりの大雨で私達もびっくり、何せ、その前までとてもいい天気でしたので、、、。
本日も午後4時頃までは雲っていましたが青空も見られました。しかし!その後、黒い雲が、、、また雨となりました。でもこの雨で少しは涼しくなったのを感じます。いつもは素通りしているスロープ階段を歩くと、「砂丘の秋」の写真が目の前に。パネルの前で立ち止まり、一瞬、秋の景色を思い浮かべていました、、、、が。
その後、欲張りなのでしょうか?夏の写真の前へも行き、夏と秋の写真の間を行き来してしまって、、。(笑)
~青レンジャー~
・この写真パネルは「砂丘の四季」の写真がスロープ階段に貼り付けられていて、春から始まり~だんだん上へ歩いて行くと夏、秋、冬の砂丘の景色を見ながら砂丘の中へ入れます。秋の写真は1枚ものですが、色々な写真が貼ってありますので、是非、ご覧下さい!
砂丘事務所 2012/08/14
鳥取砂丘魅力満喫ジオツアー「夏休みスペシャル企画」第2弾、「砂丘の地層を作ってみよう」を開催しました。
鳥取砂丘って、砂だけでできているんじゃないんですよ。
表面の砂の下には、九州の阿蘇山や大山の火山灰が積もってできた火山灰層、その下には表面の砂より粘りけのある古砂丘があります。今日はそんな砂丘の地層について勉強しました。
まずは講師の先生の解説。
次は砂丘ユニオン裏の火山灰層露頭へ移動。

実際に地層を見たりして、砂丘の地層のことを学びました。
地層レプリカを作るためのスケッチも。
さあ、これからが本番。実際に地層レプリカを作っていきます。
台紙の上にのりを塗って、その上に丁寧に砂を敷いていきます。

新砂丘、火山灰、古砂丘のそれぞれの砂を台紙に貼り付け、地層の名前や特徴を書いたらレプリカ完成。
また、火山灰の中にはどういう石(鉱物)が含まれているのかも調べました。
水で余分な土をていねいに取り除きながら、鉱物だけにしていきます。

うまく抽出できたかな?
鉱物も台紙に貼り付けて、あとは地層レプリカと一緒にラミネート。
そして、完成☆

上手にできました☆
(オレンジレンジャー)
砂丘事務所 2012/08/11
大変遅くなりました、鳥取砂丘の7月の風の状態を、お知らせします。
風速 最大風速 22.8m/s (7月11日8時50分 南南西)
風向 風速10m/s以上の風が吹いたデータ数をグラフ化しました。

風速10m/s以上の風が吹いた日は 5日で全体の2.0%でした。
ちなみに冬季の2月には15.7%も占めていました。
また、冬季は北西の風が主でしたが、7月は南の風のみでした。
参考データですが、鳥取砂丘の気温と雨量は
最低気温 18.2℃ (7月 9日 2時50分)
最高気温 34.8℃ (7月18日 14~15時)
月間雨量 94.3mm
4月以降の雨量をグラフ化してみました。

(赤レンジャー)
砂丘事務所 2012/08/09