鳥取砂丘の8・9月の気象状況を、お知らせします、尚 8月の情報提供が遅れ申し訳ございません。
8月の風 最大風速 16.9m/s(8月15日23時20分 南南西)
風向 風速10m/s以上の風が吹いたデータ数をグラフで現した。
9月の風 最大風速 23.8m/s(9月17日14時50分 南南西)
風向 風速10m/s以上の風が吹いたデータ数をグラフで現した。
8月、9月ともに同じ様な風が吹いており、風速10m/s以上の風が吹いた割合は
8月 0.9%
9月 1.4%
で、冬と比較して強い風は少なく南方向からの風となっています。
ちなみに、2月は北西の風が15.7%吹いていました。
参考データですが、鳥取砂丘の気温と雨量は
8月の最低気温 19.4℃ (8月 9日 5時30分)
最高気温 36.1℃ (8月11日 14時30分)
9月の最低気温 17.0℃ (9月27日 6時00分)
最高気温 31.5℃ (9月15日 12時50分)
8月の月間雨量 130.9mm
9月の月間雨量 186.7mm
4月以降の雨量をグラフにしました。
(赤レンジャー)
砂丘事務所 2012/10/05
昨日は中秋の名月ということで、鳥取砂丘魅力満喫ジオツアー「中秋の名月観察会in鳥取砂丘」を開催しました。
台風17号の影響で、あいにく空には厚い雲が・・・
屋内で講師のさじアストロパークの宮本先生から月についての色々なお話を聞きながら、日没の時刻まで待つことになりました。

1ヶ月がなぜ30日?
月の満ち欠けが一回りするのが29.5日だから、1ヶ月は約30日だそうです。
確かに「1ヶ月」という文字の中に”月”がありますね。

地球から見える月の裏側は?
こんな模様をしているんですね。
鳥取大学さんのご協力で観測用に持参いただいた天体望遠鏡。
組み立て方や観測の方法、自動追尾のこともお聞きしました。
講義の途中、日没の時刻にあわせて砂丘に入りました。
太陽が沈む瞬間、月が昇る瞬間が見られるかも?と希望を持って砂丘の中に入ったのですが、残念ながら空模様は相変わらず。どちらも見ることが出来ませんでした。
本来は、写真のバックに中秋の名月が写っている予定でした。残念。
気を取り直して、再び屋内にて月に関する話の続きを聞いていると、ここでミラクルが!!
雲の切れ間からまさかの明るい光!!
みんなの願いが通じたようです☆
こちらが砂丘から見た「中秋の名月」。
こちらは天体望遠鏡から撮影した中秋の名月です。
この自然の演出に、参加者もスタッフも大喜び!!
絶えず見られる状態より、この一瞬の景色という演出がまるでドラマのようでした。素敵。
お月さんありがとう。
(オレンジレンジャー)
砂丘事務所 2012/10/01
本日の鳥取砂丘は、朝からシトシト雨でしたが午後からは少しずつ雨音も聞こえ始めました。風も時間を追って時折強く吹き始めていますが、今のところ台風による被害はないようです。
観光客の方々もこの天候で砂丘の正面に見える馬の背へ登ろうか?あきらめようか?思案中‥。
その訳は、「遠そうで近くに見える」と思う人と、「近そうで遠く見える」と考える人が一緒だとなかなか結論が出ませんね。
結局、、皆さん頂上へ登られました。(笑)
さて、鳥取砂丘の景色もめっきりと秋らしくなりました。
一ヶ月前のハマゴウの実の色は梨色でしたが、、
今は、、この様に紫色に熟しています。
今年の夏は、お盆以降 ずっと晴れが続き天候もよく昨年より多くの実がついています。そして、まだ花が咲いているものも見られますので、さらに実が増えるように感じます。
でも、この下の写真のウンランの花は今年の方が少ないように感じますが、これからまだ見られる時期です。この雨で少し元気づいたかな?
それから、秋らしい花の中には「コスモス」もありますね。砂丘市営駐車場の周辺にも咲いていますので見つけてください。
どうやら~鳥取砂丘では今回の台風による砂嵐もなく、大丈夫みたいです。
馬の背へも楽に歩けたようです。
今日は夕方から、砂丘事務所では「中秋の名月観察会ツアー」が予定されています。その様子もまたこの日記でご紹介できると思います。
~青レンジャー~
砂丘事務所 2012/09/30
9月1日に開校した鳥取砂丘大学の2回目が、今日開催されました。
今日の講座は「砂丘の文学・芸術講座」と「砂丘ジオ講座」。
まずは「砂丘の文学・芸術講座」から。
鳥取砂丘には有島武郎、与謝野晶子、島崎藤村など多くの文人が訪れています。
彼らの作品や鳥取砂丘に来た経緯をはじめ、鳥取での裏話など講師の先生だからこそ知っている話に皆さん耳を傾けていました。
鳥取砂丘の自然を大切にすることで、優れた文学を育むという先生の締めの言葉が印象に残りました。
次は「砂丘ジオ講座」。
実際に砂丘で調査研究されている講師の先生の話は砂丘を知るうえでとても勉強になります。
座学では、砂丘の成り立ち、スリバチなどの地形や風紋、砂柱などの微地形のことを学びました。
実際に砂丘の中でフィールドワーク。
まず目に入ったのは、昨日の風でできた風紋です。
この風紋を見ながら出来たときの風の向きなどの説明を受けました。
すぐ近くには火山灰露出地があります。
先日の大雨で砂が流され、火山灰が大きく露出していました。
追後スリバチでは、地山とスリバチの高さを確認。
スリバチの形成には、この地山の存在と高さが重要です。
地山の松が枯れて低くなったため、地山に砂が迫っているそうです。
尻無川に向かう途中、ケカモノハシの小丘の斜面にはまるでミルフィーユの様なものが。
ラミナ(葉理)と呼ばれるもので、薄い層が幾重にも重なったものです。
馬の背の頂上まで登り、第2砂丘列を西に歩きました。
途中、砂丘の全体が見える場所で、今日歩いた場所の確認。
それぞれの場所で先生の説明があり、実際に目にしながらの話はとても勉強になります。
長い距離を歩きとても疲れたフィールドワークでしたが、とても勉強になりました。
(オレンジレンジャー)
砂丘事務所 2012/09/29
鳥取砂丘に隣接する、市営駐車場の側に彼岸花(曼珠沙華)が一輪咲いており、他はツボミの状態のものを見つけました。 下の写真です。
お彼岸が9月22日に過ぎてしまい一週間以上の遅れかと思われます。
私の○十年の人生で、お彼岸に正確に咲く花に驚いており、開花が狂ったのは初めてと思われます、やはり異常気象でしょうか?
砂丘をバックに綺麗な空に映える彼岸花
<今日の一押し写真>
青い空に映える風紋 (斜面に横方向の模様が出来るのは珍しいです)
(赤レンジャー)
砂丘事務所 2012/09/26