中海湖沼環境モニター意見交換会(第8期)

概要

第8期中海湖沼環境モニターの調査結果報告会を開催し、県民モニターのみなさんと1年間調査した感想などについて意見交換を行いました。

日時・場所・出席者

日時:平成27年10月7日(水)午後6時30分~7時30分
場所:鳥取県西部総合事務所 会議室
出席者:中海湖沼環境モニター、米子市職員、境港市職員、
    西部総合事務所職員

調査結果報告、モニター感想など

調査結果の報告

第8期中海湖沼環境モニターの調査結果はこちら

鳥取県側5地点全体の結果について

・合計点76.7点(Bランク)。8年間で一番高い点数だった。
・合計点の経年変化のグラフは、右肩上がりの傾向を示した。
・過去と比較して、見る(澄み具合・ゴミ・景観)・聞く(音)・嗅ぐ(臭気)・味わう(魚介類)・触れる(感触)のすべての観察項目が一番高かった。
・(2)水鳥公園付近だけがAランクで、残りの4地点すべてBランク。5地点中の最低点は(1)湊山公園付近。
・CODは、昨年と比べ、すべての地点で良い結果となった。最高点である中海干拓地は2.5mg/Lで、例年、西工業団地(3.1)とともに、水質が良い結果となる傾向がある。


1.湊山公園付近

・合計点73.7点。8年間で最も良かった。
・過去と比較して、見る(澄み具合)・見る(ゴミ)・見る(景観)・嗅ぐ(臭気)・触れる(感触)が良かったが、聞く(音)・味わう(魚介類)が悪かった。

2.水鳥公園付近

・合計点81.2点。8年間で最も良かった。
・過去と比較して、見る(澄み具合)・見る(ゴミ)・嗅ぐ(臭気)・味わう(魚介類)・触れる(感触)が良かったが、聞く(音)は悪かった。

3.ウインズ米子付近

・合計点は79.4点。8年間で最も良かった。
・過去と比較して、見る(景観)、聞く(音)、嗅ぐ(臭気)、味わう(魚介類)が良く、その他の項目は同程度であった。

4.中海干拓地付近

・合計点75.6点。8年間で2番目に良かった。
・過去と比較して、見る(澄み具合)・見る(ゴミ)・味わう(魚介類)・触れる(感触)が良かったが、嗅ぐ(臭気)は悪く、その他の項目は同程度であった。

5.西工業団地付近

・合計点77.2点。8年間で最も良かった。
・過去と比較して、見る(澄み具合)・見る(ゴミ)・見る(景観)・聞く(音)・味わう(魚介類)が良かったが、嗅ぐ(臭気)は悪く、触れる(感触)は同程度であった。


モニター感想等

・(モニターA)CODだけでなく、窒素、リンも調査した方が良い。
⇒(モニターB)CODと同じように、窒素、リンのパックテスト(簡単な水質測定器)もあるが、CODみたいにデータは、大きく変化しないので、変動の傾向を見るのには、そんなに良くないかもしれない。

・(モニターC)ゴミが沢山落ちている日があったり、なかったりするのは、何故か。
⇒(当所職員A)例えば、6月14日には、中海・宍道湖一斉清掃があり、鳥取県側の会場は湊山公園と西工業団地であった。湊山公園では、大量のゴミが回収され、清掃後は、ゴミが減っている。

・(モニターD)五感調査で3つの選択肢(点)以外の中間の点(例:15点)をつけても良いのか。
⇒(当所職員A)中間の点をつけても良い。

・(モニターE)
(1)その調査地点のエリア内で、モニターごとに調査担当区域を決めた方が良いのではないのか。
⇒(モニターD)調査担当区域は決めずランダムに調査した方が良いと思う。
⇒(モニターB)同じ場所を複数人で調査した方が良いのではないのか。人によって感じ方が違うので。
⇒(モニターF)調査担当区域は決めなくて良いのではないのか。
(2)県からは調査担当区域制について特に要望はないのか。
⇒(当所職員A)特に無い。

・(モニターB)CODパックテストの調査で、4mg/lと6mg/lの標準色の間ぐらいの色の時がよくある。このように標準色との比較の判断に迷う場合は、どのようにしたら良いのか。4mg/lと6mg/lの中間の5mg/lにしたいのだが。五感調査では中間の点をつけているところである。
⇒(当所職員A)データの集計上、特に問題ないので、中間の値である5mg/lをつけても良い。

・(モニターF)今年、中海OWS2015に参加した。泳いでいる時に、自分の手の先が見えるくらいの透明さであった。
⇒(当所職員B)当所の職員もOWSに参加した。










  

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