(1)今月8日の衆議院議員総選挙により国民の審判を受け、わが国は新たな時代へ更なる一歩を踏 み出した。しかしながら、世界では大国主義の台頭と併せ国際紛争が深刻化する中、国際協調の形骸 化や貿易秩序の混乱等が懸念され、国内においても、長引く物価高、東京一極集中、人口減少や少子高齢化などの課題が山積し、1月6日に発生した島根県東部を震源とする震災対策も含め、県民一丸となって乗り越えていくことが待ったなしである。
(2)令和8年度地方財政対策においては、前年度を上回る地方一般財源総額の確保が図られ、税収
増を見込み、臨時財政対策債の新規発行額がゼロとなるなど、地方財政の健全化が図られることとなったが、本県においては、物価高に加え社会保障関係費や人件費、教育無償化に係る負担増等で歳出増大圧力が高まる一方、大都市部のような税収増は見込み難く、厳しい予算編成を迫られることとなった。
(3)こうした中にあっても、本県と県民の未来を切り拓くため、一人ひとりが輝く活力と安心のふ
るさと鳥取県を目指して積極的にチャレンジすることとし、若者や女性に選ばれるふるさとの創造や、防災力の向上、子育て王国とっとりなどに果敢に乗り出し、財政調整型基金や前年度繰越金などの様々な財源も含めてやり繰りしつつ、平成17年度以降最大となる総額3,961億円の予算を編成した。(前年度対比8.5%増)
(4)なお、これまでの19年間、積極的な投資と財政健全化の二兎を追う財政運営に努めた結果、財政運営に関する県民の皆様との約束である「財政誘導目標」の3つの指標の達成に令和8年度予算で概ね見通しをつけることができた。
| 財政指標 |
R8年度当初予算後 |
数値目標 |
| 財政調整型基金残高 |
216億円 |
200億円以上(R8年度) |
実質的な県債残高
(※臨財債及び防災関連等の起債の交付税措置額を除く) |
3,622億円 |
3,800億円以下 (R8年度) |
| プライマリーバランス |
11億円の黒字
|
当初予算編成時での黒字化 |