今日は「交通安全にみんなで参加する日」です。交通安全への参加・実践を推進するため、鳥取県交通対策協議会が定めたものです(毎月1日と15日、休日の場合は直後の平日)。とりわけ自動車を運転する際は、いつにも増して気を付けて事故がないようにしたいですね。
というのも、鳥取県は全国的に見て自動車の利用機会が多い地域の一つ。例えば令和2年国勢調査の結果によると、15歳以上人口の約77%が通勤・通学に自家用車を利用しており、47都道府県で8番目に高い割合となっています。全国平均は約50%、最も低い東京都は約10%に過ぎませんから、大きな地域差です。
では、そうした交通事情の下、安全はどれだけ実現できているでしょうか?
グラフのとおり、令和5年の人口10万人当たり交通事故発生件数を都道府県別に見ると鳥取県は約122件で、低い方から2番目。自家用車利用が多いことを考えると、かなり事故を抑えられていると言えそうです。
季節は梅雨。雨による視界不良もありますし、気を抜かず、これからもみんなで交通安全を心がけましょう!
出典:警察庁「警察白書」、総務省統計局「人口推計年報」
本ページは、令和7年6月16日付「日本海新聞」掲載の同題コラム(鳥取県総務部統計課執筆)からの再録です。